という初心者の方から、
といった経験者の方まで対応したサーブのまとめページです。
サーブの基礎から応用まで集めました。
- サーブとは?:基本ワードをおさえよう
- サーブのグリップと導入 : 初心者が最初に習得すべきこと
- サーブの打ち方:一連の流れをマスターしよう
- サーブの育て方 : 段階的に取り入れよう
- サーブのテクニック集:さらにサーブを整える
- 練習方法:サーブを磨く方法を知ろう
- 番外編 : これも知っておきたいサーブの疑問
サーブとは?:基本ワードをおさえよう
まったくの初心者でもわかるように、最初にサーブ関連のワードをまとめておきます。
テニス経験者の方は飛ばしてください。
- 【サーブ】とは
- →手に持ったテニスボールを上げて対角線上のサービスコートを狙って打つショット
- →サービスともいう
- →1ポイントにつき2回まで打てる
- →基本的には頭上で打つが、下から打つアンダーサーブを使ってもOK
- 【ファーストサーブ】とは
- →2回のうち1回目に打つサーブ
- →スピードを上げて攻める場合が多い
- 【セカンドサーブ】とは
- →2回のうち2回目に打つサーブ
- →回転をかけて確率を上げる場合が多い
テニスのゲームは、必ずサーブから始まります。
相手からのボールを返球する他のショットと違い、サーブは唯一自分のペースで打つことができます。
それゆえに、サーブは試合の流れを決める重要度の高いショットといえます。
- 「フォルト」「レット」といったサーブ関連の用語
- サーブを打つときのルール
- ゲームをするときのサーブ権の決め方
これらは下記の記事でまとめています。
サーブは「サービス」とも呼ばれ、サービス関連の用語も多数あります。
下記の記事に目を通しておくといいでしょう。
サーブのグリップと導入 : 初心者が最初に習得すべきこと
サーブがどんなショットか理解したら、グリップの握り方と導入方法を見ていきましょう。
おすすめはコンチネンタルグリップ
グリップの握り方は、サーブの上達を左右する重要な要素です。
結論としては、
で握りましょう。
⬆︎コンチネンタルグリップ
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面の②に合わせる
テニス教本やテニススクールのレッスンでは、コンチネンタルグリップを前提に身体の動きを解説しています。
他のグリップだと一致しない箇所があり、そこをご自分で判断するのはかなり難しいです。
グリップの握り方は3種類
と疑問に思った方に補足しておきます。
サーブのグリップは、主に3種類あります。
- コンチネンタルより厚いグリップ
- コンチネンタルグリップ
- コンチネンタルより薄いグリップ
ちょっと書き方が曖昧なので、詳しく解説します。
コンチネンタルグリップは、サーブの基準となる握り方です。
コンチネンタルグリップで握ると、肩と前腕の回旋動作が使えてボールに回転もかけやすくなります。
ただ、ラケットをつまむように持つコンチネンタルグリップは、最初打ちにくいです。
次第に、手のひらがグリップの後ろ側へズレていきますので要注意です。
「コンチネンタルより厚いグリップ」は、フォアハンドストロークよりもしくはフォアハンドストロークと同じくらいの握りです。
いろいろな握り方が考えられますが、サーブでの「コンチネンタルグリップより厚いグリップ」の代表例は、
です。
⬆︎イースタングリップ
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面の③に合わせる
ジュニアやコンチネンタルグリップではうまく打てない方は、コンチネンタルより厚いグリップでサーブを打つことが多いです。
逆に、「コンチネンタルより薄いグリップ」はバックハンドイースタングリップよりの握り方です。
もっとボールに回転をかけたい上級者以上の方に好まれています。
⬆︎バックハンドイースタングリップ(※ここまで薄く握る必要はありません)
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面の①に合わせる(※ここまで薄く握る必要はありません)
上記のバックハンドイースタングリップとコンチネンタルグリップの中間くらいで握ります。
「コンチネンタルより薄いグリップ」は、普段コンチネンタルグリップで打っていて、さらに回転量を増やしたい場合に移行します。
初心者の方がいきなりこの握りにしても、インパクトでラケット面が下を向いてしまい、ボールがネットを越えません。
テニスで使用するグリップの握り方は、下記の記事にまとめていますので、参考にしてください。
サーブの導入方法
グリップの握り方がわかったら、
を試してみましょう。
打点を基準に徐々にスイングを拡大していく方法で、テニススクールの初心者クラスでもよく使われています。
ボールをどこに上げるかを把握し、スイングを少しずつ大きくしてもタイミングが合うように訓練します。
ステップバイステップで進めていきますので、初心者の方でも取り組みやすいです。
サーブの打ち方:一連の流れをマスターしよう
もう少し細かくサーブの動きを見ていきましょう。
グリップの握り方と基本スイングを身につけても、実戦で使うには不十分です。
それは、以下の2つも訓練しておく必要があるからです。
- ボールを地面に弾ませて打つ準備を整える
- 打った後にポジショニングしながら構える
サーブを打つ前後を含めて、一連の流れをマスターしましょう。
これにカウントをコールできれば、ゲームでのサーブになります。
下記の記事で、サーブの一連の流れを9分割して解説しました。
これからテニスを始める方は、
ためにご利用ください。
経験者の方は、
棚卸しをする際にご活用ください。
サーブの育て方 : 段階的に取り入れよう
グリップ・基本スイング・一連の流れを理解したら、段階的にサーブを育てていきましょう。
まず、サーブで長期的に磨きたい
があります。
- トスアップ
- 身体全体を使う
- ボールの当て方
3つの基本スキルを把握して、早めに取り組みましょう。
トスアップ
最初に手をつけたいのが、
です。
どんなにサーブのスイングがよくても、思うようにトスが上がらなければうまく打てません。
次第に、サーブのフォームも崩れていくでしょう。
地味で軽視されがちですが、日々反復すれば動きがシンプルな分、必ずよくなるのがトスです。
身体全体を使う
と
どちらを優先しますか?
どちらもバランスよく練習できればいいですが、ゲームすることを考えると、どうしても「コートに入れる力」が優先されがちです。
長い目でサーブを育てることを考えると、まず
を磨き、次にボールをコントロールするために
を習得するべきです。
ボールを飛ばすためには、
必要があります。
下記の記事にどんなことをしたらいいかまとめています。
ボールの当て方
身体全体をうまく使えるようになったら、サーブの3つの球種を覚えましょう。
ボールの真後ろをとらえてスピードが出せる
今まで練習してきたのがこのサーブです。
ボールに縦回転をかけてバウンド後に弾ませる
放物線を描き、高い確率でサービスコートへコントロールできるためセカンドサーブでよく使われます。
ボールに横回転をかけて大きく曲がる
レシーバーのポジションを大きく動かすのにも貢献してくれるでしょう。
球種を打ち分けるには、
を変える必要があります。
3つの球種については、下記の記事でまとめています。
サーブのテクニック集:さらにサーブを整える
ここからは、サーブの細かい部分についてです。
サーブのさまざまなテクニックを、3つの記事に分けて紹介します。
知らないと上達が滞るサーブの考え方。
練習方法:サーブを磨く方法を知ろう
数あるサーブのドリルの中で、おすすめの練習をまとめました。
ほとんどが他のサーブ記事で1度は紹介している練習方法です。
サーブの練習方法を検索する際にご活用ください。
番外編 : これも知っておきたいサーブの疑問
サーブのさまざまな疑問を解消する記事を集めました。
気になるものがあれば、ぜひご確認ください。