という初心者の方から、
と思っている経験者の方まで対応したテニスボールのまとめページです。
テニスボールの特徴と使い方を解説しました。
- プレッシャーボール:試合やゲームで使用
- ノンプレッシャーボール:長期間使える練習用ボール
- スポンジボール:軽くてやわらかい室内用ボール
- レッドボール:飛ばない弾まないひとまわり大きいボール
- オレンジボール:テニスの難易度を大幅ダウン
- グリーンボール:イエローボールの前段階
- テニストレーナー:ボールと台座をヒモでつないだ練習器具
という方は、各種ボールの「こんな使い方もあり」だけでも参考にしてみてください。
- 【プレッシャーボール】こんな使い方もあり
- 【ノンプレッシャーボール】こんな使い方もあり
- 【スポンジボール】こんな使い方もあり
- 【レッドボール】こんな使い方もあり
- 【オレンジボール】こんな使い方もあり
- 【グリーンボール】こんな使い方もあり
- 【テニストレーナー】こんな使い方もあり
何か上達のヒントが見つかるかもしれません。
プレッシャーボール:試合やゲームで使用
⬆︎低価格でよく使われているプレッシャーボール
【プレッシャーボール】とは
プレッシャーボールとは、
で弾むボールです。
特徴は下記のとおり。
- 【使い始め】
- →よく弾み打感もいい
- 【時間が経つと…】
- →ボールの内圧が下がり飛びや弾みが低下する
その日かぎり、激しく使う場合は1日も保たないボールです。
プロの試合を見ていると、途中でニューボールと交換しているのがわかります。
テニスの試合で使用されるのが、こちらのプレッシャーボールです。
【プレッシャーボール】こんな使い方もあり
という方にはプレッシャーボールは向きますが、練習用ボールとしてある程度の期間使いたい方には向きません。
ただ、プレッシャーボールを使って練習したほうがいいときもあります。
例えば、申し込んだテニスの大会や草トーナメントで勝率を上げたいときです。
試合で使用するボールでゲーム練習しておくと、スタートから違和感なくボールをコントロールできます。(コートサーフェスを合わせておくとさらにいいですね。)
試合に出るとアウトやネットが多くなる方は、ボールを合わせておくと普段のパフォーマンスを発揮しやすくなります。
ノンプレッシャーボール:長期間使える練習用ボール
⬆︎私がリピートしているお買い得なボール
【ノンプレッシャーボール】とは
見た目や大きさはプレッシャーボールと同じですが、ノンプレッシャーボールは、
で弾むボールです。
特徴は下記のとおり。
- プレッシャーボールより打感が硬い
- ボールが弾む期間はプレッシャーボールより圧倒的に長い
長期間使えることから、テニススクールのレッスンで使われています。
少なくとも、2ヶ月は使用しているはずです。
練習球として購入するなら、一定期間使えるノンプレッシャーボールを選びましょう。
【ノンプレッシャーボール】こんな使い方もあり
テニスの練習以外に、ノンプレッシャーボールは下記のような使い方もできます。
- 壁打ち
- マッサージ
壁打ちはボールを酷使するので、弾まなくなるプレッシャーボールは不向きです。
ただ、ノンプレッシャーボールといえど、フェルト(ボールの表面)は削れていきます。
また、マッサージにテニスボールを使いたい場合も、ノンプレッシャーボールがおすすめです。
いつまでも、硬さを維持してくれます。(わたしもマッサージに使用しています。)
スポンジボール:軽くてやわらかい室内用ボール
⬆︎大きめのスポンジボールがおすすめです
【スポンジボール】とは
スポンジボールとは、その名のとおりスポンジでできた黄色いボールです。
直径9cmくらいの大きめのスポンジボールは、弾みも低くゆっくりめです。
大きいこともあり、当てやすいですね。
直径8cmくらいのスポンジボールもあり、バウンドした後9cmのものより弾み、よりスピーディーです。(難易度が少し上がります。)
個人的には、直径9cmの大きめが打ちやすくておすすめです。
スポンジボールのいいところは、
ところです。
逆に欠点は、使い続けるとスポンジの細かいカスが落ちていくところです。(掃除が大変!)
スポンジボールは、インドアテニススクールの未就学児のレッスンでよく使われています。
【スポンジボール】こんな使い方もあり
スポンジボールは、
で重宝します。
- ラケッティング
- ショートで壁打ち
- トス打ち
スポンジなので、周りを気にせずラケッティング(ボールつき)の練習ができます。
ちょっとした空間と壁があればショートラリーやボレーボレーをイメージした練習もできます。
下記のネットと組み合わせれば、自宅でいつでもグランドストロークのトス打ち練習も可能です。(トス打ちは、その場にボールを落として弾んだボールを打つ基本練習です。)
⬆︎わが家で使っているネット(カタビラでフラフープを設置してターゲット代わりにしています)
自宅での自主練にもってこいのボールですね。
レッドボール:飛ばない弾まないひとまわり大きいボール
【レッドボール】とは
レッドボールは、未就学児や小学校低学年からテニスを始める場合に使用するボールです。
特徴は下記のとおり。
- 黄色と赤の2色が目印
- 通常のイエローボールよりひとまわり大きいサイズ(直径7.1〜8cm)
- ボールの飛びはイエローボールの75%減
コートにバウンド後、ボールはほとんどこちらに向かってこないので、ボールのバウンド地点にいけば打てます。
高く弾まないから、身長の低いジュニアにも打ちやすいです。
ボールが当たるようになれば、簡単なゲームを楽しめます。
ゲームをするときのコートは、通常のテニスコートの1/4くらいの広さです。
ネットを挟まず、ミニネットを設置します。
レッドボールは、19〜23inchのラケットを使用するとちょうどいいです。
【レッドボール】こんな使い方もあり
レッドボールは、以下のような使い方も可能です。
- 振りきるスイングの練習
- レベル差がある2人でラリー
そんな悩みがある方に、レッドボールがおすすめです。
打てばわかりますが、レッドボールは思いっきり打っても、なかなか飛びません。
なので、レッドボールでボールをしっかり飛ばせるように練習すると、最後まで振りきるスイングが身につきます。
私が働いていたテニススクールでは、大人の初心者クラスの生徒さんがレッドボールをバコンバコン気持ちよく打っていました。
また、レベル差がある2人がラリーを楽しむときにもレッドボールは使えます。
レッドボールは、打ったボールの勢いをバウンドしたときに無効化してくれます。
レッドボールでラリー中、私が全力でボールを打っても娘が返球してきたのでびっくりしました。
オレンジボール:テニスの難易度を大幅ダウン
【オレンジボール】とは
オレンジボールは、レッドボールの次のステップとして使われるボールです。
また、小学4年生くらいからテニスを始める場合、レッドボールをとばしてオレンジボールからスタートする場合が多いです。
特徴は下記のとおり。
- 黄色とオレンジの2色が目印
- 通常のイエローボールと同じサイズ
- ボールの飛びはイエローボールの50%減
通常のイエローボールと比べると、バウンド後がゆっくりです。
ボール自体がやわらかいため、ラケットで打ったときの衝撃もほとんどありません。
テニスの難易度を大幅にダウンしてくれるボールですね。
オレンジボールは、ショットの基本的な技術やラリーを覚えるのに適しています。
ゲームをするときのコートは、通常のテニスコートの3/4くらいの広さです。
オレンジボールは、23〜26inchのラケットを使用するといいでしょう。
ラケットをコントロールできるのであれば、長いほどボールは楽に飛んでいきます。
【オレンジボール】こんな使い方もあり
オレンジボールは、
に重宝します。
レッドボールは特殊な弾み方をし、全力で打たないと飛ばないので、メインボールとしてはちょっと使いづらいです。(練習内容によっては役立つこともありますが…)
もし、テニスを始めたばかりの小学生のお子さんとテニスをするなら、オレンジボールを使っておけば問題ないでしょう。
グリーンボール:イエローボールの前段階
【グリーンボール】とは
グリーンボールは、オレンジボールの次のステップとして使われるボールです。
また、イエローボールの前段階のボールでもあります。
特徴は下記のとおり。
- 黄色とグリーンの2色が目印
- 通常のイエローボールと同じサイズ
- ボールの飛びはイエローボールの25%減
オレンジボールで基本ショットやラリーが少しできるようになったけど、通常のイエローボールは厳しいというときに役立つボールです。
ボールもだいぶ硬くなり、打ったときの打感がイエローボールに近づきます。
使用するコートサイズは、イエローボールと同じフルコートです。
グリーンボールは、25か26inchのラケットを使用するといいですね。
【グリーンボール】こんな使い方もあり
オレンジボールとイエローボールの架け橋となるのがグリーンボールでしたね。
普段の練習が通常のイエローボールにステップアップすると、もはやグリーンボールの使い道はないと思うかもしれません。
ただ、
そんな状態だと、ゲームをいくらしても戦い方をなかなか学ぶことができません。
そんなときにグリーンボールを使ってゲームをすると、ラリーがつながる分ポイントのとり方を考えるようになります。
イエローボールに慣れることも必要ですが、楽しくテニスのゲームをする経験も大切です。
テニストレーナー:ボールと台座をヒモでつないだ練習器具
⬆︎コンパクトで長く販売されているテニストレーナー
⬆︎スペアボールも販売しています
【テニストレーナー】とは
番外編です。
ボールではないですが、こんな練習用具もあるということで紹介します。
「テニストレーナー」は、
です。
ボールを打つと、ゴムヒモが引っ張り返してくれるため、うまくいけばワンバウンドで繰り返し打つ練習ができます。
テニストレーナーは20年以上前に購入したことがあり、打つたびに台座が動いてしまうため、練習にならないと思っていたのですが…
上の動画を見たらやりたくなり、再度テニストレーナーを購入してみました。(「好きテニス【福岡フリーランステニスコーチ】」さんのテニス理論・ストイックな練習風景・見入ってしまう試合での戦い方、どれもおすすめです!)
私が紹介したテニストレーナーは、ヒモがけっこう長かったです。
丁寧に打つのが目的ならいいアイテムですが、ハードヒットを繰り返すとすぐにヒモが切れそうです。(まだ切れてはいませんが…)
昔に購入したテニストレーナーより品質もよく、いろいろな練習ができそうです。
【テニストレーナー】こんな使い方もあり
テニストレーナーでどんな練習ができるか試した結果を書いておきます。
- ラリー(スライスも可)
- 球出し練習
- ミニラリー
- サーブ(できるけど微妙)
- スマッシュ(その場で上げるならあり)
テニストレーナーの本来の使い方であるラリーですが、元々ラリーができる人やグランドストロークの打ち方を覚えた後でないと難しいです。
スライスでも、ラリーは可能でした。(むしろスライスのほうが打ちやすいかも。)
球出し練習は、1人でやるなら自分でボールを上げて、その間テイクバックを済ませてワンバウンドしたボールを1回だけ打つ感じです。
2人なら、打つ人と球出しする人に役割分担して練習できます。
手で下から送ったボールをワンバウンドさせてから打ちましょう。
球出し練習は、初心者にもおすすめです。
ミニラリーは、台座を2人の間に設置して行います。
お互いグランドストロークでショートラリー・ボレーボレー・短い距離でボレー対ストロークも可能です。
小さなお子さんとテニスをしたい親御さん、やわらかいタッチを覚えたい経験者の方におすすめです。
サーブ練習はできなくはないけれど、ちょっとヒモが気になりました。
スマッシュも、その場で上げてもらったボールを打つならありです。
どちらもやらないよりはマシという感じでした。
いろいろなテニス用ボールがありますが、工夫次第でいろいろな練習方法が考えられます。
長々と書きましたが、何か1つでも役立つことが見つかれば幸いです。