【テニスボール】各種ボールの特徴と使用法【工夫次第で上達度アップ】

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テニスボールを購入したいと思っているけど、まったく知識がない…

という初心者の方から、

いろいろなテニスボールを使い分けて、もっとテニスを楽しみたい。少しでもテニスを上達させたい。

と思っている経験者の方まで対応したテニスボールのまとめページです。

テニスボールの特徴と使い方を解説しました。

このページを読むことで、テニスボールの基本知識と活用方法を一通り把握できます。
【本記事の内容】
  1. プレッシャーボール:試合やゲームで使用
  2. ノンプレッシャーボール:長期間使える練習用ボール
  3. スポンジボール:軽くてやわらかい室内用ボール
  4. レッドボール:飛ばない弾まないひとまわり大きいボール
  5. オレンジボール:テニスの難易度を大幅ダウン
  6. グリーンボール:イエローボールの前段階
  7. テニストレーナー:ボールと台座をヒモでつないだ練習器具
書いている人
リョウジ

テニススクールの運営に10年携わる。(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

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テニスボールの説明は必要ない。

という方は、各種ボールの「こんな使い方もあり」だけでも参考にしてみてください。

  1. 【プレッシャーボール】こんな使い方もあり
  2. 【ノンプレッシャーボール】こんな使い方もあり
  3. 【スポンジボール】こんな使い方もあり
  4. 【レッドボール】こんな使い方もあり
  5. 【オレンジボール】こんな使い方もあり
  6. 【グリーンボール】こんな使い方もあり
  7. 【テニストレーナー】こんな使い方もあり

何か上達のヒントが見つかるかもしれません。

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プレッシャーボール:試合やゲームで使用

⬆︎低価格でよく使われているプレッシャーボール

【プレッシャーボール】とは

プレッシャーボールとは、

ボールの内圧とゴムの力

で弾むボールです。

特徴は下記のとおり。

【使い始め】
→よく弾み打感もいい
【時間が経つと…】
→ボールの内圧が下がり飛びや弾みが低下する

その日かぎり、激しく使う場合は1日も保たないボールです。

プロの試合を見ていると、途中でニューボールと交換しているのがわかります。

テニスの試合で使用されるのが、こちらのプレッシャーボールです。

【プレッシャーボール】こんな使い方もあり

快適なボールでゲームをしたい!

という方にはプレッシャーボールは向きますが、練習用ボールとしてある程度の期間使いたい方には向きません。

ただ、プレッシャーボールを使って練習したほうがいいときもあります。

例えば、申し込んだテニスの大会や草トーナメントで勝率を上げたいときです。

試合で使用するボールでゲーム練習しておくと、スタートから違和感なくボールをコントロールできます。(コートサーフェスを合わせておくとさらにいいですね。)

試合に出るとアウトやネットが多くなる方は、ボールを合わせておくと普段のパフォーマンスを発揮しやすくなります。

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ノンプレッシャーボール:長期間使える練習用ボール

⬆︎私がリピートしているお買い得なボール

【ノンプレッシャーボール】とは

見た目や大きさはプレッシャーボールと同じですが、ノンプレッシャーボールは、

ゴムの力のみ

で弾むボールです。

特徴は下記のとおり。

  • プレッシャーボールより打感が硬い
  • ボールが弾む期間はプレッシャーボールより圧倒的に長い

長期間使えることから、テニススクールのレッスンで使われています。

少なくとも、2ヶ月は使用しているはずです。

練習球として購入するなら、一定期間使えるノンプレッシャーボールを選びましょう。

ノンプレッシャーボールの見た目はプレッシャーボールと同じです。どちらなのか確認してから購入するようにしましょう!

【ノンプレッシャーボール】こんな使い方もあり

テニスの練習以外に、ノンプレッシャーボールは下記のような使い方もできます。

  • 壁打ち
  • マッサージ

壁打ちはボールを酷使するので、弾まなくなるプレッシャーボールは不向きです。

ただ、ノンプレッシャーボールといえど、フェルト(ボールの表面)は削れていきます。

また、マッサージにテニスボールを使いたい場合も、ノンプレッシャーボールがおすすめです。

いつまでも、硬さを維持してくれます。(わたしもマッサージに使用しています。)

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スポンジボール:軽くてやわらかい室内用ボール

⬆︎大きめのスポンジボールがおすすめです

【スポンジボール】とは

スポンジボールとは、その名のとおりスポンジでできた黄色いボールです。

直径9cmくらいの大きめのスポンジボールは、弾みも低くゆっくりめです。

大きいこともあり、当てやすいですね。

直径8cmくらいのスポンジボールもあり、バウンドした後9cmのものより弾み、よりスピーディーです。(難易度が少し上がります。)

個人的には、直径9cmの大きめが打ちやすくておすすめです。

スポンジボールのいいところは、

当たってもそんなに痛くない

ところです。

逆に欠点は、使い続けるとスポンジの細かいカスが落ちていくところです。(掃除が大変!)

スポンジボールは、インドアテニススクールの未就学児のレッスンでよく使われています。

【スポンジボール】こんな使い方もあり

スポンジボールは、

自宅での練習

で重宝します。

  • ラケッティング
  • ショートで壁打ち
  • トス打ち

スポンジなので、周りを気にせずラケッティング(ボールつき)の練習ができます。

ちょっとした空間と壁があればショートラリーやボレーボレーをイメージした練習もできます。

下記のネットと組み合わせれば、自宅でいつでもグランドストロークのトス打ち練習も可能です。(トス打ちは、その場にボールを落として弾んだボールを打つ基本練習です。)

⬆︎わが家で使っているネット(カタビラでフラフープを設置してターゲット代わりにしています)

自宅での自主練にもってこいのボールですね。

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レッドボール:飛ばない弾まないひとまわり大きいボール

【レッドボール】とは

レッドボールは、未就学児や小学校低学年からテニスを始める場合に使用するボールです。

特徴は下記のとおり。

  • 黄色と赤の2色が目印
  • 通常のイエローボールよりひとまわり大きいサイズ(直径7.1〜8cm)
  • ボールの飛びはイエローボールの75%減

コートにバウンド後、ボールはほとんどこちらに向かってこないので、ボールのバウンド地点にいけば打てます。

高く弾まないから、身長の低いジュニアにも打ちやすいです。

ボールが当たるようになれば、簡単なゲームを楽しめます。

ゲームをするときのコートは、通常のテニスコートの1/4くらいの広さです。

ネットを挟まず、ミニネットを設置します。

レッドボールは、19〜23inchのラケットを使用するとちょうどいいです。

【レッドボール】こんな使い方もあり

レッドボールは、以下のような使い方も可能です。

  • 振りきるスイングの練習
  • レベル差がある2人でラリー
通常のイエローボールだと、しっかり振りきれず当てるだけになってしまう…

そんな悩みがある方に、レッドボールがおすすめです。

打てばわかりますが、レッドボールは思いっきり打っても、なかなか飛びません。

なので、レッドボールでボールをしっかり飛ばせるように練習すると、最後まで振りきるスイングが身につきます。

私が働いていたテニススクールでは、大人の初心者クラスの生徒さんがレッドボールをバコンバコン気持ちよく打っていました。

また、レベル差がある2人がラリーを楽しむときにもレッドボールは使えます。

レッドボールは、打ったボールの勢いをバウンドしたときに無効化してくれます。

レッドボールでラリー中、私が全力でボールを打っても娘が返球してきたのでびっくりしました。

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オレンジボール:テニスの難易度を大幅ダウン

【オレンジボール】とは

オレンジボールは、レッドボールの次のステップとして使われるボールです。

また、小学4年生くらいからテニスを始める場合、レッドボールをとばしてオレンジボールからスタートする場合が多いです。

特徴は下記のとおり。

  1. 黄色とオレンジの2色が目印
  2. 通常のイエローボールと同じサイズ
  3. ボールの飛びはイエローボールの50%減

通常のイエローボールと比べると、バウンド後がゆっくりです。

ボール自体がやわらかいため、ラケットで打ったときの衝撃もほとんどありません。

テニスの難易度を大幅にダウンしてくれるボールですね。

オレンジボールは、ショットの基本的な技術やラリーを覚えるのに適しています。

ゲームをするときのコートは、通常のテニスコートの3/4くらいの広さです。

オレンジボールは、23〜26inchのラケットを使用するといいでしょう。

ラケットをコントロールできるのであれば、長いほどボールは楽に飛んでいきます。

【オレンジボール】こんな使い方もあり

オレンジボールは、

親御さんが小学生のお子さんとテニスをするとき

に重宝します。

レッドボールは特殊な弾み方をし、全力で打たないと飛ばないので、メインボールとしてはちょっと使いづらいです。(練習内容によっては役立つこともありますが…)

もし、テニスを始めたばかりの小学生のお子さんとテニスをするなら、オレンジボールを使っておけば問題ないでしょう。

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グリーンボール:イエローボールの前段階

【グリーンボール】とは

グリーンボールは、オレンジボールの次のステップとして使われるボールです。

また、イエローボールの前段階のボールでもあります。

特徴は下記のとおり。

  1. 黄色とグリーンの2色が目印
  2. 通常のイエローボールと同じサイズ
  3. ボールの飛びはイエローボールの25%減

オレンジボールで基本ショットやラリーが少しできるようになったけど、通常のイエローボールは厳しいというときに役立つボールです。

ボールもだいぶ硬くなり、打ったときの打感がイエローボールに近づきます。

使用するコートサイズは、イエローボールと同じフルコートです。

グリーンボールは、25か26inchのラケットを使用するといいですね。

【グリーンボール】こんな使い方もあり

オレンジボールとイエローボールの架け橋となるのがグリーンボールでしたね。

普段の練習が通常のイエローボールにステップアップすると、もはやグリーンボールの使い道はないと思うかもしれません。

ただ、

イエローボールでゲームをしたとき、どちらかがすぐにミスをしてしまい、ラリーにすらならない…

そんな状態だと、ゲームをいくらしても戦い方をなかなか学ぶことができません。

そんなときにグリーンボールを使ってゲームをすると、ラリーがつながる分ポイントのとり方を考えるようになります。

イエローボールに慣れることも必要ですが、楽しくテニスのゲームをする経験も大切です。

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テニストレーナー:ボールと台座をヒモでつないだ練習器具

⬆︎コンパクトで長く販売されているテニストレーナー

⬆︎スペアボールも販売しています

【テニストレーナー】とは

番外編です。

ボールではないですが、こんな練習用具もあるということで紹介します。

「テニストレーナー」は、

テニスボールと台座をゴムヒモでつないだ練習器具

です。

ボールを打つと、ゴムヒモが引っ張り返してくれるため、うまくいけばワンバウンドで繰り返し打つ練習ができます。

テニストレーナーは20年以上前に購入したことがあり、打つたびに台座が動いてしまうため、練習にならないと思っていたのですが…

上の動画を見たらやりたくなり、再度テニストレーナーを購入してみました。(「好きテニス【福岡フリーランステニスコーチ】」さんのテニス理論・ストイックな練習風景・見入ってしまう試合での戦い方、どれもおすすめです!)

私が紹介したテニストレーナーは、ヒモがけっこう長かったです。

丁寧に打つのが目的ならいいアイテムですが、ハードヒットを繰り返すとすぐにヒモが切れそうです。(まだ切れてはいませんが…)

昔に購入したテニストレーナーより品質もよく、いろいろな練習ができそうです。

【テニストレーナー】こんな使い方もあり

テニストレーナーでどんな練習ができるか試した結果を書いておきます。

  • ラリー(スライスも可)
  • 球出し練習
  • ミニラリー
  • サーブ(できるけど微妙)
  • スマッシュ(その場で上げるならあり)

テニストレーナーの本来の使い方であるラリーですが、元々ラリーができる人やグランドストロークの打ち方を覚えた後でないと難しいです。

スライスでも、ラリーは可能でした。(むしろスライスのほうが打ちやすいかも。)

球出し練習は、1人でやるなら自分でボールを上げて、その間テイクバックを済ませてワンバウンドしたボールを1回だけ打つ感じです。

2人なら、打つ人と球出しする人に役割分担して練習できます。

手で下から送ったボールをワンバウンドさせてから打ちましょう。

球出し練習は、初心者にもおすすめです。

ミニラリーは、台座を2人の間に設置して行います。

お互いグランドストロークでショートラリー・ボレーボレー・短い距離でボレー対ストロークも可能です。

小さなお子さんとテニスをしたい親御さん、やわらかいタッチを覚えたい経験者の方におすすめです。

サーブ練習はできなくはないけれど、ちょっとヒモが気になりました。

スマッシュも、その場で上げてもらったボールを打つならありです。

どちらもやらないよりはマシという感じでした。

以上、テニスボールについてでした。

いろいろなテニス用ボールがありますが、工夫次第でいろいろな練習方法が考えられます。

長々と書きましたが、何か1つでも役立つことが見つかれば幸いです。

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