- テニスの振動止めは本当に必要?効果と付け方を元テニスコーチが解説
- 【テニスの振動止め】あなたに合った3つの選び方【初心者向け】
テニスの振動止めは本当に必要?効果と付け方を元テニスコーチが解説
本記事前半では、あなたが「振動止め」について理解できるように下記の3つを解説します。
- 振動止めの効果
- 振動止めは付けるべきか
- 振動止めの付け方
振動止めの効果
「振動止め」は、ボールを打ったときにストリングやラケットの振動を抑えてくれます。
グリップを通して手に伝わってくる衝撃を和らげてくれます。
振動止めは付けるべきか
そうですね。
プロテニスプレーヤーレベルでも、「振動止め」を付けている人と付けていない人がいるくらいです。
ストリングやラケットの振動を抑え、手や肘の負担を減らしてくれそうな「振動止め」。
実際は、「振動止め」をつけてもテニスエルボーの予防になるかはわかりません。
逆に、振動が減る分、ボールを強く打ちすぎてしまう場合も多いです。(手や肘の負担が増してしまう可能性もあり。)
「振動止め」を使う真の目的は、
ことです。
ラケット本来の打感が好きなら、「振動止め」は必要ありません。
「振動止め」の種類によって振動を抑える度合いが違いますので、当然打感も変わってきます。
「振動止め」は、いろいろ試して自分好みのものを見つけるといいですね。
また、ラケットのフレームに振動を吸収する素材を使っていたりします。
なので、普段「振動止め」を使っていても、ラケットによっては必要としない場合もあります。
「振動止め」をつけるべきかどうかは、あなた次第ということになります。
下記を参考にしてみてください。
- テニスエルボーの予防を期待して、何も考えずに振動止めをつけるのは避けたほうがよい。
- 振動止めがない場合とある場合で、どちらの打感が好みか打ち比べてみる。
- 振動止めが付いているほうが好みなら、いくつか試してみる。
振動止めの位置と付け方
「振動止め」を付ける位置は下記のとおり。
たまに、下記の位置に付けている人を見かけますが、試合ではルール違反になります。
「振動止め」の付け方は、種類によって違います。
本記事では、1番使われている小型の「振動止め」の付け方を紹介します。(細長いワーム型は、商品裏面の取り付け方を見て編み込んでみてください。)
振動止めの片側を入れる
親指で振動止めを押しながら人差し指か中指でストリング間を広げる
振動止めのもう片側を入れる
上まで押し上げる
【テニスの振動止め】あなたに合った3つの選び方【初心者向け】
「振動止め」には、ストリングの振動を抑えるタイプとラケットの振動を抑えるタイプがあります。
⬆︎ラケットの振動を抑えるタイプ
初心者の方におすすめなのは、多くの方が使っているストリングの振動を抑えるタイプ。
ストリングの振動を抑えるタイプにはゴム紐のような特殊な「振動止め」もありますが、まずは以下の3つから選ぶといいでしょう。
- 小型の振動止め
- ワーム型の振動止め
- かわいい振動止め
【小型の振動止め】安価で気軽に試せる
小型の「振動止め」は、適度に振動を抑えたい方におすすめです。
値段も安いものが多く、気軽に「振動止め」を試せます。
耐久性もあって長く使えるのですが、ボールが「振動止め」に当たってしまうと、どこかへ飛んでいってしまいます。
わたしが使った中でよかったのが、こちらの振動止めです。
錦織圭選手も使っている振動止めで、ベストセラー商品でもあります。
クエークバスターはやわらかいので、ストリングへの取り付けも割としやすいです。
働いていたテニススクールで、めちゃくちゃ売れていました。
ラケットのメーカーと「振動止め」のメーカーを合わせるのもいいですね。
【ワーム型の振動止め】すぐにとれない
そんな方は、ストリングに編み込みながら取りつけるワーム型の「振動止め」も検討しましょう。
ワーム型の「振動止め」は、長いだけあって振動を抑える効果が高く、その打感は好き嫌いが分かれます。
「振動止め」の紛失はなくなりますが、ボールが当たると切れてしまう場合があります。(振動止めも消耗品ですね…)
4色セットのお買い得品です。
ラケットやストリングとのコーディネートも楽しめます。
【かわいい振動止め】キャラクターに癒される
という方にはこちらがおすすめです。
小型タイプのかわいい「振動止め」です。(2つ入り。)
動物好きならこちらですね。
わたしも、過去いろいろな「振動止め」を試したり、外してテニスをしました。
その結果、小型の「振動止め」が付いていたほうが打ちごたえがあり好みだとわかりました。
あなたも「振動止め」を試して、自分好みの打感を見つけてみてください!