テニスのアプローチショットを打つコツ|失敗しない3つのポイント

テニスのアプローチショットがなかなかコートに入らない。アプローチショットを失敗しない方法を知りたい。

そんなお悩みにお答えします。

【本記事の内容】

リョウジ

・テニススクールの運営に10年携わる。
(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

・草トーナメントは80大会以上出ている年もあるくらい好き。
(オープンでの優勝回数は13回。ほとんどシングルス。)

・「サーブ・フォアハンド・バックハンド」はかなり伸び悩んだ。
(通ったスクール数は多く、テニスで悩んでいる方の気持ちもわかります。)

テニスのアプローチショットとは、ベースラインからネット前へ移動するために打つショット。

グランドストローク戦からネットプレー戦に切り替えて、相手にプレッシャーをかけることができます。

ですが、ネットプレーで戦う前に、アプローチショットでミスしてしまうケースが多いです。

アプローチショットを失敗しないように、下記の3つをおさえておきましょう。

アプローチショットがよくアウトしてしまう…

そんな方は、アプローチショットの飛距離に慣れる必要があります。

普段ベースラインもしくはその後方で打つ練習ばかりしていると、コートの中に入って打つアプローチショットではオーバーしてしまいます。

普段から、サービスライン付近からコートに入れる練習もしておきましょう。

ボールの飛距離を落とすには、下記のいずれかで調整して打ちます。

アプローチショットでおすすめなのは、高い打点で打てるときは「ボールを打つ軌道を低くする」、低い打点で打つときは「ボールの回転量を上げる」です。

球出しでアプローチショットを練習するのもいいですが、以下の方法でも飛距離を短く調整できるようになります。

練習相手がいないときは、サービスラインに立って自分でボールを落として打つ練習がおすすめです。ストレートとクロスに打ち分けたり、立ち位置を左右に変えながら打つといいでしょう。

アプローチショットで使うボールの飛距離を普段から練習しておくだけで、失敗する確率を大幅に下げられます。

ボールに入れるように、前進しながらアプローチショットを打つと距離感が合わない…

アプローチショットでは、浅いボールに近づくため前進しながら打ちます。

普段から前進しながら打つ練習をしておかないと、ボールとの距離感がなかなか合いません。

ボールとの距離感が合わないまま打つと、身体のバランスを崩してしまい、アプローチショットの精度も落ちてしまいます。

前進しながら打つ練習はもちろん必要ですが、

動きながら打つ

ことで、ボールとの距離を微調整したり、身体のバランスを保って打つことができます。

動きながらアプローチショットを打つとき、フットワークは下記のいずれかを使うといいでしょう。(フットワークの名前をクリックすると、参考になる動画が見れます。)

【トランスホップ】: 軸足(後ろ足)を決めて、前足を踏み込みながらボールをとらえる。ボレーやリターンで使うフットワークと同じ。
【フロントホップ】: サイドステップで前進して、前足を軸に身体をホップさせながら打つ。身体が前に突っ込むのをおさえてくれる。想定よりボールが浅かったときに重宝するフットワーク。
【キャリオカステップ】: 後ろ足を前足の後ろへ通しながら打つ。身体の開きを抑えながらアプローチショットが打てる。バックハンドスライスのアプローチショットで使うことが多いフットワーク。

動きながら打つ練習も、1人で練習可能です。下投げでネット方向へボールを放って、追いかけて打ちます。(手でキャッチして、フットワークだけ練習するのもあり。)ボールは前に逃げていくので、前進しながら打つ動作に負荷をかけられます。