- テニスの1セットマッチとは?サーブ権・コート・スコアコールも解説
- 6ゲーム先取・8ゲームマッチ・3セットマッチ・5セットマッチを解説
テニスの1セットマッチとは?サーブ権・コート・スコアコールも解説
テニスの1セットマッチ(ワンセットマッチ)は、先に6ゲームをとったほうが試合の勝者となるルールです。
ただし、
がついていないと勝利できません。
例を2つ挙げておきます。
- スコアが「5 – 4」から「6 – 4」へ
- →2ゲーム差がついているので勝利。
- スコアが「5 – 5」から「6 – 5」へ
- →2ゲーム差がついていないのでまだ決着はついていない。もう1ゲームをとって「7 – 5」になれば勝利。
ただ、2ゲーム差をつけるまで戦うと、試合が長引きやすいです。
その事態を避けるため、「6 – 6」になった場合
を採用することが多いです。
タイブレークに勝つと、試合の勝者となります。
1セットマッチのゲームをするには、以下の3つも理解しておくといいでしょう。
- サーブ権の順番
- コートチェンジのタイミング
- スコアのコールの仕方
サーブ権の順番
サーブ権は、1ゲーム終わるごとに交代します。
ダブルスの場合も、サーブ権が交互に移ります。
4人のプレーヤーが順番にサーブを打ち、4ゲーム終わったら最初のプレーヤーへサーブ権が戻ります。
サーブのルールとサーブ権を決める「ラケットトス」については、下の記事で確認できます。
コートチェンジのタイミング
最初の1ゲームが終わったら、コートチェンジ(エンドチェンジ)します。
それ以降は、2ゲーム終わるたびにコートチェンジです。
と覚えるといいでしょう。
コートチェンジするたびに、休憩(90秒以内)がとれます。
ただ、1ゲーム目が終わったときのコートチェンジだけは休憩がとれないので、注意してください。
1ゲーム目が終わった後に水分補給はできますが、ベンチに座らずコートへ向かいます。
スコアのコールの仕方
審判がいないセルフジャッジでは、サーバーが
の順にコールします。
ポイントのコール
1ゲームが終わるまでは、サーバー・レシーバーが変わらず、どちらかが4ポイント先取するまで戦います。
0〜4ポイントは下記のようにスコア表示し、コールします。
例えば、下記のようにコールします。
- 【最初の1ポイントをサーバーがとった】
- →スコアは「15 – 0」
→「フィフティーンラブ」とコール - 【サーバーが1ポイント、レシーバーが1ポイントとった】
- →スコアは「15 – 15」
→「フィフティーンオール」とコール - 【サーバーが2ポイント、レシーバーが3ポイントとった】
- →スコアは「30 – 40」
→「サーティーフォーティー」とコール - 【サーバーが3ポイント、レシーバーが3ポイントとった】
- →スコアは「40 – 40」
→「デュース」とコール
デュース後のコールなど詳しいポイントの数え方は、下の記事で解説しています。
ゲームカウントは、サーバーが各ゲームを始める前にコールします。
- 最初の1ゲームを自分がとった
- →スコアは「1 – 0」
→「ゲームカウントワンラブ」とコール - お互いが3ゲームとって並んだ
- →スコアは「3 – 3」
→「ゲームカウントスリーオール」とコール - 自分が5ゲーム、相手が4ゲームとった
- →スコアは「5 – 4」
→「ゲームカウントファイブフォー」とコール
ゲームの数え方は、下の記事で詳しく解説しています。
審判がいないセルフジャッジについては、下の記事で解説しています。
6ゲーム先取・8ゲームマッチ・3セットマッチ・5セットマッチを解説
草トーナメントからプロの大会まで、さまざまな試合があります。
下記を知っておくといいでしょう。
- 6ゲーム先取
- 8ゲームマッチ
- 3セットマッチ
- 5セットマッチ
6ゲーム先取
6ゲーム先取は、先に6ゲームとったほうが勝利します。
1セットマッチとの違うは、
ことです。
つまり、「5 – 5」になったら、次の1ゲームをとったほうが勝ちになります。
1セットマッチより時間がかからないため、わたしが出ていた草トーナメントではよく採用されていました。
8ゲームマッチ
8ゲームマッチは、先に8ゲームとったほうが勝利します。
1セットマッチと同様に、
がついていないと勝てません。
「8 – 8」になった場合は、タイブレークを行うことが多いです。
3セットマッチ
3セットマッチは、先に2セットとったほうが勝利します。
セットを連取すれば2セットで決着がつきます。
お互いに1セットをとり「1 – 1」になると、3セット目に突入します。
5セットマッチ
5セットマッチは、先に3セットとったほうが勝利します。
早ければ3セットで決着がつきます。
もつれると、セットカウントが「2 – 2」になり、5セットをフルで戦うことになります。
最初は、スコアを忘れてしまったり、コートチェンジのタイミングに戸惑うかもしれません。
最初は長く感じた1セットも、慣れたらあっという間です。
試合を客観視し、その状況に合ったプレーを心がけましょう!