【テニスのゲームカウント】セットをとるまでのゲーム数の数え方

基礎知識
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テニスの1ゲームをとるまでのカウントとコールはわかったけど、その先がわからない。セットとるまでのゲームカウントの方法を知りたい。
そんなお悩みにお答えします。
【本記事の内容】
  1. 【テニスのゲームカウント】セットをとるまでのゲーム数の数え方
  2. 【テニスのセットカウント】試合が終わるまでのセット数の数え方
書いている人
リョウジ

テニススクールの運営に10年携わる。(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

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わたしは、過去テニスコーチをしており、初心者の生徒さんやジュニアにテニスのルールを教えてきました。

本記事では、テニスの試合で必要となるゲームカウントの仕方とコール、さらにセットカウントの仕方とコールを実際に教えてきたわたしが解説します。

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【テニスのゲームカウント】セットをとるまでのゲーム数の数え方

【テニスのゲームカウント】セットをとるまでのゲーム数の数え方

テニスの試合は「ゲーム」と「セット」で構成されています。

TVでやっているテニスの試合を見てみると、こんな感じに進みます。(かなりざっくりですが…)

  1. 「ゲーム」中はサーバー・レシーバーが変わらず、どちらかが4ポイント先取するまで戦う。
  2. 1ゲームごとにサーブ権を交代し、6ゲーム先取すると「セット」の勝者となる。
  3. 3セットマッチでは2セット、5セットマッチでは3セットを先取したプレーヤーが試合に勝利。

①の4ポイント先取するまでのカウントとコールは、下記の記事にまとめています。

ここでは、②のセットをとるまでのゲーム数のカウントとコールについて解説します。(記事の後半で、③の勝利するまでのセット数のカウントとコールを解説します。)

ゲーム数のカウントとコール

テニスの「セット」では、1ゲームごとにサーブ権を交代し、6ゲーム先取するまで戦います。

その際のコートチェンジと休憩については、下記の記事にまとめています。

ゲーム数のカウントとコールは下記のようにスコア表示し、コールします。

【テニスのゲームカウント】セットをとるまでのゲーム数の数え方

「0」を「ラブ」と言う以外そのままなので、ゲーム数のカウントとコールはポイントのカウントとコールより簡単です。

ゲームカウントはリードしている側からコール

試合で審判がいる場合、ゲームが終わったところで「ゲーム 田中」のようにどちらがゲームをとったかをコールします。

その後、ゲームカウントも一緒にコールします。

ゲームをとるまでの各ポイントは「サーバー→レシーバー」の順にコールしましたが、ゲームカウントは「リードしている側→負けている側」の順にコールします。

例えば、田中さんが3ゲーム、鈴木さんが4ゲームとっていたら、「鈴木リーズ 4 – 3(フォー スリー)」のようにリードしている側からコールします。

なので、まとめると下記のようにコールされます。

  • ゲーム 田中
  • 鈴木リーズ 4 – 3(フォー スリー)

ただ、セルフジャッジならサーバーが各ゲームの1ポイント目のサーブを打つ前に「自分→相手」の順にゲームカウントをコールできれば大丈夫です。

例えば、サーバーが2ゲームでレシーバーが3ゲームとっているなら、サーバーは「(ゲームカウント) ツー スリー」とコールしてから1ポイント目のサーブを打てばOKです。

セルフジャッジで自分がゲームカウントをコールする場合の例を書いておきます。(「自分のゲーム数・相手のゲーム数・スコアの表示・コール」を表にしています。)

【テニスのゲームカウント】セットをとるまでのゲーム数の数え方

セルフジャッジなら、上記のようにゲームカウントを「自分→相手」の順にコールできればOKです。ゲーム数が同じときは「オール」を使います。

タイブレーク

テニスの各セットは6ゲーム先取するまで戦いますが、相手と2ゲーム差がついているという条件があります。(このルールのセットを「アドバンテージセット」といいます。)

つまり、ゲームカウントが「5 – 5」になった場合は2ゲーム差がつくまでセットを獲得できません。

「6 – 4」
→2ゲーム差をつけて6ゲームとったのでセット獲得
「6 – 5」
→6ゲームとったが2ゲーム差がついていないのでまだ続く
「7 – 5」
→2ゲーム差をつけて6ゲーム以上とったのでセット獲得

ただ、これだとなかなか勝負がつきません。

そこで、試合ではよくタイブレークセットが採用されます。

タイブレークセットを採用すると、ゲームカウントが「6 – 6」になったとき、短期決戦でセットの勝者を決めることができます。

タイブレークは、7ポイント先取の勝負で決着をつけます。(やはり、ここでも2ポイント差をつけるという条件があります。)

タイブレークのカウントとコール、サーブ権とコートチェンジのタイミングは別途覚える必要があります。

タイブレークの記事を用意していますので、こちらをご覧ください。

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【テニスのセットカウント】試合が終わるまでのセット数の数え方

【テニスのセットカウント】試合が終わるまでのセット数の数え方

ゲーム数のカウント方法はわかった。ついでに、セット数のカウント方法も知りたい。

わたしたちがテニスのゲームをする場合、6ゲーム先取や1セットマッチの試合が多く、セット数をカウントする機会はあまりありません。

ただ、プロの試合を見るとセット数を競い戦っています。

観戦するうえで、何セットとれば勝利できるのか、セット数はどのように数えるのかを知っておきたいところです。

ゲーム数のカウント方法がわかれば、セット数のカウント方法は難しくありません。

セット数のカウントとコール

テニスの試合は、大会によって競うセット数は違います。

「3セットマッチ」では2セット、「5セットマッチ」では3セットを先取したプレーヤーが試合に勝利できます。

セット数のカウントとコールは下記のようにスコア表示し、コールします。

【テニスのセットカウント】試合が終わるまでのセット数の数え方

ゲーム数と同じく、「0」を「ラブ」と言う以外そのままです。

セットカウントもリードしている側からコール

試合で審判がいる場合、セットが終わったところで

  • ゲーム アンド セット 田中
  • 6 – 4(シックス フォー)

のようにコールします。

その後、セットカウントも必要ならばコールします。

1 – 1(ワン セット オール)

上記のようにスコアが同じなら、「オール」を使います。(ゲームカウントやポイントのコールと同じですね。)

田中リーズ 2 – 1(ツー セッツ トゥ ワン)

どちらかがリードしているなら、セットカウントは「リードしている側→負けている側」の順にコールします。(ゲームカウントのコールと同じですね。)

ただ、セルフジャッジならサーバーが各セットの1ポイント目のサーブを打つ前に「自分→相手」の順にセットカウントをコールできれば大丈夫です。

例えば、サーバーが1セットでレシーバーが2セットとっているなら、サーバーは「(セットカウント) ワン ツー」とコールしてから1ポイント目のサーブを打てばOKです。

5セットマッチと3セットマッチ

テニスの試合は、大会のルールによって変わってきます。

【5セットマッチ】
→3セットを先取したプレーヤーが勝利

テニスの4大大会の男子シングルスがこれです。

1試合最低でも3セット、最大で5セット戦うことになります。

【3セットマッチ】
→2セットを先取したプレーヤーが勝利

プロの大会のほとんどが3セットマッチです。

1試合最低でも2セット、最大で3セット戦うことになります。

わたしたちが使うのは、主に下記の試合形式です。

【6ゲーム先取】
→6ゲーム先取したほうが勝ち
【1セットマッチ】
→2ゲーム差をつけて6ゲーム先取したほうが勝ち(6 – 6はタイブレーク)
【8ゲームマッチ】
→2ゲーム差をつけて8ゲーム先取したほうが勝ち(8 – 8はタイブレーク)
ちなみに、あと1ポイントでセットがとれるときを「セットポイント」、あと1ポイントで試合に勝てるときを「マッチポイント」といいます。

また、セットとセットの間には「セットブレーク」という120秒間の休憩があり、コート(エンド)チェンジするかどうかは前セットのゲーム数によります。

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

テニスのルール全般は、こちらの記事をご覧ください。

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