- 試合をするメリット:テニスが変わる
- 試合に必要な技術:各ショットがコートへ入ること
- 試合のルール:セルフジャッジを覚えよう
- 初めての試合:テニス仲間とゲームしてみよう
- 草トーナメント:試合経験を積むのに最適
- 試合の持ち物:草トーナメントに必要なもの
- 試合に関するQ&A:よくある疑問に答えます
試合をするメリット:テニスが変わる
試合をするメリットは以下のとおり。
- 【自分の実力を試せる】
- 試合を通して、自分の実力を客観的に把握することができる。
- 【自分に足りないものがわかる】
- 試合に出れば、目標ができ、効率よく上達できる。技術だけを追いかけていると、永遠に終わらない旅をしているようになる。
- 【いろいろな相手と試合ができる】
- 勝ち負けを通して、いろいろな戦い方を知ることができる。
- 【ゲームをする楽しさがわかる】
- 試合で一生懸命に競い合うことは、本当に楽しい。接戦を勝ち抜いたときの満足感や負けたときの悔しさは、レッスンや練習では味わえない。
試合なしでは、テニスは語れません。
試合に出ることで、もっとテニスは楽しくなります!
試合に必要な技術:各ショットがコートへ入ること
試合をするための最低限のスキルは以下のとおりです。
サーブ・レシーブが入る
サーブやレシーブがまったく入らないと、相手は練習もできず、楽しくありません。
お互い嫌な気持ちになります。
力加減すれば、確実にコートへ入れられるようにはしたいですね。
グランドストローク・ロブ・ボレー・スマッシュを相手コートにコントロールできる
強く打てなくてもかまいません。
グランドストローク・ロブ・ボレー・スマッシュを相手コートにコントロールできるようにしましょう。
試合前のアップはサーブ4球のみの場合が多いですが、開始前に練習時間を設けている大会もあります。
誰かとアップするときに一通りのショットで打ち合うので、「グランドストローク・ロブ・ボレー・スマッシュ」を相手コートにコントロールできるようにはしておきたいです。
これらの条件をクリアしていれば、早くから試合の経験値を上げていったほうがいいでしょう。
と思っていると、自分の実力に満足できず、いつまで経っても試合に出れません。
試合のルール:セルフジャッジを覚えよう
試合をするなら、テニスのルールを覚えて、セルフジャッジができるようにしておく必要があります。
試合では、自分でスコアのコールやボールがアウトしたときなどのジャッジをしないといけません。
テニスのルールに不安があれば、下の記事に目を通しておきましょう。
初めての試合:テニス仲間とゲームしてみよう
や
と思っている方は、いきなり試合に出るのではなく、テニス仲間とゲームしてみることをおすすめします。
スクール生の方なら、スクール生限定の大会に参加するのもいいでしょう。
試合経験がほとんどない生徒さん同士で、ゲーム練習ができるからです。
普段テニスを教えてくれるスクールのコーチが、試合進行をしてくれるのも安心です。
草トーナメント:試合経験を積むのに最適
試合経験を積むのに適しているのが、草トーナメントです。
テニスの草トーナメントとは、テニススクールやテニスクラブなどが企画する小規模な大会のこと。
テニス協会などが主催する大きな大会や市民・区民大会と比べると参加人数も少ないので、気軽に申し込みやすいです。
草トーナメントは、リーグ戦で行った後に順位別トーナメントに分かれる場合が多いです。
わたしが出ていた草トーナメントは、どの大会も最低3試合はできるようになっていました。
草トーナメントは、いつも同じ相手とゲームをしている人にとっていい刺激になるはずです。
相手が違うと、普段のゲーム練習のようにうまくいかないことに気付きます。
また、草トーナメントは1回出るだけでは効果はあまりなく、定期的に出ることで試合の運び方がよくなっていきます。
試合の持ち物:草トーナメントに必要なもの
草トーナメントに必要なものは下記のとおり。
- 【ラケットバッグ】
- 荷物が多いので、ラケットが6本入る大きさのラケットバッグがおすすめ。
- 【ラケット2本】
- 試合中にストリングが切れることもあるので2本用意しておく。
- 【テニスシューズ】
- サーフェスに合ったテニスシューズを持っていく。
- 【着替え用衣類】
- 特に夏場は多めに持っていく。シャワーが浴びれるなら下着や靴下も。
- 【タオル類】
- 試合中、汗を拭くときに使う。試合会場でシャワーが浴びれるなら、身体を拭くタオルも。浴びれないなら、リフレッシュシートがあると便利。
- 【汚れもの入れ】
- ビニール袋でもいいので、使った衣類などを入れる袋を用意しておく。
- 【スポーツ飲料】
- 汗で失われる水分やミネラルをスポーツドリンクで補給する。途中で切らさないように、多めに用意しておく。夏場は、2L入るスポーツ用の水筒に入れる。
スポーツドリンクは、いくら飲んでも気持ち悪くならない味を見つけましょう。
おすすめのスポーツドリンク(クリックすると開きます)
水筒のおすすめ(クリックすると開きます)
草トーナメントは長期戦になるので、間食できるもの(おにぎりなど)やゼリー飲料、アミノ酸サプリメントなどを用意しておくと、エネルギー切れを防げます。
こまめにとれるアミノ酸タブレット(クリックすると開きます)
雨が降りそうなときは、折りたたみ傘を携帯しておくといいでしょう。
また、夏は
があるといいですね。
おすすめの日焼け止めクリーム(クリックすると開きます)
おすすめの虫除けスプレー(クリックすると開きます)
冬は、待ち時間がかなり寒いです。
防寒グッズを揃えておきましょう。
試合に関するQ&A:よくある疑問に答えます
最後に、テニスの試合についてよく聞かれることをまとめておきます。
- 試合の服装は?
- 試合会場へ何分前に行けばいい?
- 試合のアップは?
- 風が強いときはどうする?
- 途中でカウントを忘れたときはどうする?
- どうしたら勝てるようになる?
試合の服装は?
服装規定のない草トーナメントであれば、気にしなくてOKです。
ただ、服装規定のある大会に出る場合は、下記の内容をおさえておきましょう。
試合をするときは、下記のテニスウェアとします。
- 男性
- →シャツとショーツ
- 女性
- →ワンピース
→シャツとスコートまたはショーツ
服装には、それぞれロゴ(メーカーロゴやコマーシャルロゴ)の大きさと数が決まっています。
詳しく知りたい方は、最新のJTAテニスルールブックを購入しておくといいですね。
日本テニス協会で購入できます⬇︎テニスウェアでも、ロゴが大きいプラクティスシャツ(長袖含む)は服装規定のある試合では使えません。
ポロシャツやゲームシャツを着用しましょう。
セーター・カーディガン・ベスト類は認められているものの、
は試合では着用できません。(試合前のウォームアップのときは着用可。)
ただ、ベテランの大会に出る場合はもう少し緩いです。
ベテランの場合、男女とも試合中に下記の着用が許されています。
- ロングパンツ
- コンプレッションウェア
コンプレッションウェアは、「アンダーシャツ・タイツ・スリーブ」どれでもOKです。
とはいえ、天候などに問題がなければ可能なかぎり
とのことです。
試合会場へ何分前に行けばいい?
集合時間に間に合うように、余裕を持って30分前には到着しておきたいですね。
何かあっても間に合うように、わたしは40〜60分前に到着できるようにしていました。
集合時間に遅れると、エントリーできない大会がほとんどなので、余裕を持って出発しましょう。
試合のアップは?
サーブ4本の場合が多いです。(デュースサイドで2本、アドバンテージサイドで2本。)
5分間くらいアップができる大会もありました。
その場合は、下記の流れでアップします。
- (ショートラリー)
- ロングラリー
- ボレー対ストローク
- スマッシュ対ロブ
- ストローク対ボレー
- ロブ対スマッシュ
- サーブ
風が強いときはどうする?
風上にいても、風下にいても、ボールがコートにバウンドした後の返球は難しくなります。
サーブアンドボレーやリターンダッシュを使って積極的にネットプレーで戦うと、バウンド後の返球をしなくて済みます。
ただし、強風のときに打つスマッシュは難しいので、ロブが来たときは1度ワンバウンドさせてから落ち着いて返球するといいでしょう。
途中でスコアを忘れたときはどうする?
試合でポイントを競い合っていると、スコアを忘れてしまうことはよくあります。
そんなときは、対戦相手にスコアを聞いてみましょう。(ダブルスなら、パートナーに聞けばいいですね。)
お互いわからない場合も、ポイントをさかのぼってスコアがわかる場合もあります。
もちろん、相手がスコアを忘れてしまうこともあるので、リターンゲームでもスコアを把握しておきましょう。
どうしたら勝てるようになる?
勝てるようになるには、まず試合経験を積むことが必要です。
試合経験を積むことで、適切な判断がとれるようになります。
- 攻めるべきか繋ぐべきか
- どんなショットを使うか
- どのコースに打つか
どんな戦い方をすれば勝てるかを考えるのも大切です。
また、草トーナメントであれば、大会のレベルが合っているかも確認しましょう。
レベルが違いすぎると、いくら試合をしても経験値として積み上がっていきません。