テニスのシングルス戦術|勝つための基本的な戦い方3選|初心者向け

テクニック
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テニスのシングルスの試合をしてもなかなか勝てない。どうしたら勝てるのかわからない。シングルスの戦術を知りたい。
そんなお悩みにお答えします。
【本記事の内容】
  1. テニスのシングルス戦術|勝つための基本的な戦い方3選|初心者向け
  2. テニスのシングルスで勝率を上げる方法3選|小さな差が勝利につながる
書いている人
リョウジ

テニススクールの運営に10年携わる。(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

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テニスのシングルス戦術|勝つための基本的な戦い方3選|初心者向け

テニスのシングルス戦術|勝つための基本的な戦い方3選|初心者向け

テニスのシングルスで勝つために、基本的な戦術を3つ紹介します。

どれも意識するのは自分自身ではなく、

相手

です。

自分に意識が向きがちですが、相手ありきのゲームです。

どれもわたしが最初から意識しておきたかった戦術です。シングルス初心者のうちから意識して、習慣にしておくといいですよ!

相手によってポジションを変える

まずは、すぐにできることからお伝えします。

相手によってポジションを変えましょう。

サーブのリターンやラリーをしているとき、いつも同じ位置に立っていませんか?

いや、オレにはいつも決まった定位置があるんだ!

という方もいるかと思いますが、相手によってサーブやグランドストロークなど打つショットのスピードは違います。

相手のショットのスピードが遅かったり浅い傾向にあれば、ポジションを普段より前にとりましょう。

ボールに入るまでの距離が短縮し、よりいいポジションから打てるようになります。

相手のボールが深かったり弾むようなら、ポジションを普段より後ろにとったほうがいいでしょう。

後ろへ下がる距離が短くなり、難しいタイミングでボールを打つ回数が減るはずです。

料理が違えば調理方法も変わるように、相手によって立ち位置を変えて戦いましょう!

また、状況によってもポジションを変える必要があります。

深いボールを打てたり、走らせて打たすことができれば、相手の打つボールは浅くなりやすいです。

先読みしてポジションを前にとれば、相手の時間を奪いつつ攻撃を仕掛けられます。

浅いボールを打ってしまったら、相手は攻めてくるでしょう。

ポジションを後ろにとって、守備を固めれば返球できる確率が上がります。

ご自分が打ったボールで、相手がどんな返球をするか予測して、ポジションを変えましょう。

もし、今までポジションを意識せずにシングルスをしていたなら、その分が伸びしろです。今より優位にテニスができますよ!

相手に気持ちよく打たせない

どんなにいいボールを打っていても、相手に気持ちよく打たせてしまうと、不利な状況に追い込まれます。

相手に気持ちよく打たせない。

これも大事な戦略です。

相手に気持ちよく打たせないためには、以下の3つを駆使して相手の予測を外しましょう。

【ボールの軌道を変える】
低い弾道と高い弾道を使い分け、相手が一定のリズムで打てないようにする。特に、高い弾道のボールは、緩急をつける意味でも効果的。
【ボールの回転を変える】
トップスピン・フラット(ドライブ)・アンダースピンを使い分けることで、バウンド後の予測をしづらくできる。
【相手を動かしながら打たす】
いいボールを打っても、その場で打てるなら相手は怖くない。相手を動かしながら打たすことで、姿勢を崩しやすくなり、ショットの精度を下げられる。

相手を観察する

シングルスの試合に出ると、最初は自分のプレーに集中しがちです。

そして、敗因を自分のプレーばかりに向けてしまうことが多いですが、実際は相手にそのプレーをさせられている場合も多いです。

勝利をつかむには、相手を観察することが必須です。

相手を観察して、

どんなふうにポイントをとっているか

どうなふうに失点しているか

を見つけましょう。

ストロングポイントとウイークポイントを把握することで、相手を攻略する作戦を立てられます。

ただし、作戦を立てるときに気をつけたいことがあります。

それは、

自分にできないことはやらない

ことです。

そんなの当たり前だろう!

と思われるかもしれませんが、なぜか普段やったこともない作戦をやってしまいがちです。(わたしもこれをやって、何度も失敗しました。)

自分が普段やらないことに挑戦しても、なかなかうまくいきません。

それで負けてしまったら、

こんなことなら普段どおり戦えばよかった

と後悔します。

作戦どおりできるかできないかわからない場合は、とりあえずやってみます。

ダメそうなら、早い段階で作戦を立て直しましょう。

あくまでも、自分のできる範囲で作戦を立てるように気をつけてください。

どれもフワッとした戦術に感じるかもしれません。ですが、相手が強ければ強いほど、紹介した3つの戦術は必要になります!
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テニスのシングルスで勝率を上げる方法3選|小さな差が勝利につながる

テニスのシングルスで勝率を上げる方法3選|小さな差が勝利につながる

テニスのシングルスで、今よりポイントをとれるようになりたい。どんな方法がある?

相手より1点でも多くポイントをとるためにできること。

わたしは試合に出続けながら、以下の3つの方法を実践することで勝率を上げることができました。

  • ミスを減らす
  • スロースターターの改善
  • 得意ショットを作る
以前よりポイント取得率が上がり、草トーナメントのオープン大会で13回優勝することができました!

ミスを減らす

シングルスで勝率を上げるには、

ミスを減らす

必要があります。

シングルスでポイントを失うときは、相手の攻撃より自分のミスが圧倒的に多いからです。

ミスを減らすためにできることを3つ書いておきます。

【ダブルフォルトをなくす】
ダブルフォルトは、相手にノーダメージでポイントを上げてしまう。ダブルフォルトが多いなら、最初からセカンドサーブを打って確率を上げる。
【リターンを確実に返す】
ネットしない山なりの弾道、アウトしない力加減で、確実に相手コートへ返す。
【つなぐのか攻めるのかの判断】
つないだほうがいいときに、無理に打っていないか。毎回、つなぐのか攻めるのかを判断しながら打つのがおすすめ。
【センターセオリー】
クロス・ストレートに返球できないときは、センターに深く打って体勢を整える。センターに打ったボールは角度がつけづらいので、守りやすい。

スロースターターの改善

初戦の序盤は、なかなかいつもの調子が出ないんだよな…

というスロースターターの方は、試合前に動ける身体を作っておくのがおすすめです。

わたしは、以下の方法で初戦から力が発揮できるようにしました。

【ラケッティング】
→ボールを1つ携帯しておけば、ボールつきで目や手の調整能力を上げることができる。
【コートの後方からボールを追う】
→試合前に時間があれば、他の試合のボールを目で追うのも有効。ベースライン後方のフェンス越しから、こちらに飛んでくるボールに目を慣らしておく。
【ダイナミックストレッチと素振り】
→ダイナミックストレッチで関節の動的可動域を広げておけば、最初から動ける身体を作ることができる。また、各ショットの素振りをフットワーク込みでしておくと、スムーズにボールに入れてタイミングよく打ちやすい。

特におすすめなのは、ダイナミックストレッチと素振りです。

わたしは、下記の本を使って試合前のウォーミングアップをしました。(お気に入りの1冊です!)

ジョコビッチ選手のダイナミックストレッチもおすすめです。

さらに、ジョコビッチ選手の強さの秘密を知りたい方はこちら⬇︎

この値段でこれだけの情報を得られるのは大きいです。

ジョコビッチ選手をもっと好きになること間違いなし!

得意ショットを作る

得意ショットがあればあるほど、ポイント取得率は上がります。

シングルス初心者の方が、優先的に身につけておきたいスキルを書いておきます。

【クロスラリー】
シングルスでクロスラリーが続けられないと勝てない。どちらのサイドも、深くクロスにコントロールできるように練習しておく。
【クロスラリーからのストレート】
クロスラリーがお互いミスしないときに必要なショット。特に、回り込んでフォアハンドストロークを打つ選手に、バックハンドストロークでダウンザライン(ストレート)が打てると大きい。
【浅いボールの処理】
浅いボールを確実に決められると、ポイント取得率が大幅にアップする。入れるだけのセカンドサーブを叩くときにも有効。普段から練習しておく必要がある。
【ドロップボレー】
アプローチショット後、ネット前からドロップボレーが打てるとポイントがとりやすい。相手の打ったボールの勢いを殺すタッチが必要。
上記のショットを1つずつ得意にしていけば、ポイントがとれるようになります!
以上、シングルスの戦術についてでした。

最後に、テニスのシングルス本を2冊紹介しておきます。

⬆︎シングルス初心者におすすめ。シングルスの練習方法など参考になります。

⬆︎本格的なシングルス本。競技者におすすめ。

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