テニスの手首|打つときの使い方から痛いときの対処法までまとめて解説

基礎知識
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テニスの手首の使い方を知り合い。

と思っている方から、

テニスをすると手首が痛い。

と思っている方まで対応したテニスの手首のまとめページです。

本記事を読めば、テニスの手首の使い方や痛めたときの対処法がわかります。
【本記事の内容】
  1. 手首のコック:テニスの上達を左右する大事な動き
  2. フォアハンドの手首:自由度が高いため難しい
  3. サーブの手首:プロネーションを引き出すには
  4. 手首が痛いときの対処法:テーピングかサポーター・トレーニング・アイシングで回復させる
書いている人
リョウジ

テニススクールの運営に10年携わる。(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

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手首のコック:テニスの上達を左右する大事な動き

手首のコック:テニスの上達を左右する大事な動き

テニスでは、ラケットを握っている手首をコックしておくことが多いです。

手首のコックは親指を前腕に近づける動きで、橈屈とうくつともいいます。

前腕とラケットに角度をつけると、腕の回旋動作が使いやすくなり、ラケット面が維持しやすくなります。

手のひらの斜めのライン(人差し指の付け根と手のひらのヒールを結ぶライン)をグリップ面に合わせるのが、テニスの基本的なグリップの握り方。

手首のコック:テニスの上達を左右する大事な動き

上のイラストは、手のひらの斜めのラインをグリップの②の面に合わせるコンチネンタルグリップの例です。

そのまま握るだけだとラケットと前腕は1直線に近いので、手首をコックしてラケットと前腕に角度をつけます。

各ショットでは、下記のように手首をコックします。

【フォアハンドストローク】
薄いグリップ(コンチネンタルグリップやイースタングリップ)で、ラケットを立ててインパクトを迎えたい場合に手首のコックが必要。
【バックハンドストローク】
テイクバックやインパクトでラケットを立てる打ち方では手首をコックする。片手バッグでは必須。
【スライス】
手首をコックして、ラケットヘッドよりグリップエンドが先行するようにスイングする。
【ボレー】
肘を伸ばして手首をコックしておくことで、肩を支点にラケットを動かす。
【スマッシュ・サーブ】
手首をコックする意識は必要ないが、ラケットダウンの際にラケットの重みで手首はコックされる。
特に、コンチネンタルグリップで握るスライスやボレーで手首のコックは必須です。スライスやボレーに苦手意識がある方は、手首のコックができているかチェックしておきましょう。
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フォアハンドの手首:自由度が高いため難しい

フォアハンドの手首:自由度が高いため難しい

フォアハンドストロークは、グリップの握り方も様々で、自由度が高いショットです。

それゆえに、手首の使い方も同じではありません。

フォアハンドストロークの手首については、下記を頭に入れておきましょう。

  • 手首は意識的に使わない
  • インパクト時の手首の形を維持する
  • 背屈はいくつ具合はグリップの握りで異なる
  • 手首を意識するかどうかは人それぞれ
  • 手首は脱力しすぎても力みすぎてもダメ

フォアハンドストローク全体の中で、手首だけを考えるのは得策ではありません。

手首は、フォアハンドストロークを打つ際に使う関節の1つでしかないからです。

フォアハンドストロークは手首を単独で考えるのではなく、肘とセットで考えてみましょう。

インパクトで肘をどれくらい曲げるかで、手関節の背屈はいくつ具合は変わるからです。

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サーブの手首:打点を後ろにとりプロネーションを引き出す

サーブの手首:プロネーションを引き出すには

サーブでは、最初の構えから

インパクトでの手首の形

を作っておき、その形を維持したままスイングします。

ラケットダウンのとき、手首の形はラケットの重みで崩れますが、意識的に手首を使う必要はありません。

インパクトでの手首の形ですが、コンチネンタルグリップの場合

ニュートラルもしくは少し掌屈しょうくつ

にするのがおすすめです。

掌屈しょうくつは、手のひらを前腕に近づける動きです。逆に、手の甲を前腕に近づける動きを背屈はいくつといいます。

ラケットダウンのときにラケット面が真上を向いたり、インパクトで手首が背屈はいくつしてしまう方は、打点を前にとりすぎています。

サーブの手首:プロネーションを引き出すには

打点を打ちたい方向に対して後ろにとると、手首をニュートラルもしくは少し掌屈しょうくつでインパクトを迎えられます。

サーブの手首:プロネーションを引き出すには

インパクトの目安は、後ろの肩の真上です。

右利きの場合、後ろの肩は右肩になります。左利きの場合、後ろの肩は左肩になります。

後ろの肩の真上に打点をとれれば、プロネーション(肩と前腕の捻り戻し)を使ったサーブが打ちやすくなります。

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手首が痛いときの対処法:テーピングかサポーター・トレーニング・アイシングで回復させる

手首が痛いときの対処法:テーピングかサポーター・トレーニング・アイシングで回復させる

ボールを打つと、手首が痛い…

と感じたら、テニスをやめて安静にしましょう。

そして、アイシングで冷やしつつ包帯やテーピングで圧迫して、腫れや内出血を最小限に抑えます。

手首は、主に下記のケガが多いです。

腱鞘炎けんしょうえん
骨と筋肉をつなぐ腱と、腱を包む腱鞘が擦れ合うことで炎症が起こる。
【TFCC損傷】
手首の小指側の関節にある「三角線維軟骨複合体」と呼ばれる組織が損傷。長引きやすく、サポーターが出されることが多い。
捻挫ねんざ
手首の関節に不自然な力が加わって、関節包や靭帯が損傷。
医療機関で、手首の症状やテニス復帰までの治し方を確認します。手首が痛い間は、テニスを休んで安静にしておきましょう!

手首の痛みが消えても、テニスをするとまた痛み出すことはよくあります。

手首の痛みが慢性化しないように、下記の3つを徹底しましょう。

【テーピングかサポーター】
しっかりと手首を固定してくれて痛みが出る動きを阻止してくれる。
【トレーニング】
痛みで休んでいる間、手首の柔軟性と筋力は低下しているので、ストレッチと筋力トレーニングを行って回復させる。
【アイシング】
トレーニングやテニスをした後、アイシングで20分くらい冷やして、炎症を抑える。
わたしが手首を痛めたときは、痛みが消えてからストレッチや筋力トレーニングを毎日行い、その後アイシングで冷やします。手首の痛みがひどいときは、毎日時間を空けて2回アイシングをしていた時期もありました。
以上、テニスの手首についてでした。

少しでも、テニスの手首の悩みが解決してくれたなら幸いです!

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