テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

基礎知識
【PR】この記事には広告を含む場合があります。

テニスでいつも同じ練習ばかりやっているせいか、マンネリ化してきたな…テニスの盛り上がる練習はないかな?
そんなお悩みにお答えします。
【本記事の内容】
  1. テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー
  2. テニスの練習が盛り上がるコツ|元コーチが気をつけていた3ポイント
書いている人
リョウジ

テニススクールの運営に10年携わる。(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

リョウジをフォローする

スポンサーリンク

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

わたしは過去テニスコーチをしていて、生徒さんがどんなときに盛り上がるかを見てきました。

テニススクールのレッスンをしていて、生徒さんが盛り上がったのは、

ペアもしくはチームで対戦

する練習のときが多かったです。

ポイントを共有することで、1人では味わえない緊張感が出てきます。

ペアもしくはチームで戦うと、負けられないという気持ちが働くため、その1ポイントに集中します。

レッスンでよく使っていた、ペアもしくはチームの盛り上がる練習を3つほど紹介します。

1打交代でポイント練習

1つ目は、1打交代でのポイント練習です。

例えば、ストレート半面でロングラリーをするときです。

ペアまたはチームを作り、1打で交代しながらポイントを競います。

ペアでやるなら、卓球のダブルスとほぼ同じルールです。打ったらボールの行方を眺めている暇はなく、後ろで待っている人が打てるようにすぐ代わるようにします。

初級レベルなら、横から球出ししてスタートするといいでしょう。

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

自分で球出しできるレベルなら、球出しからスタートします。(サーブからスタートしてもOK。)

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

下の動画のように、2打交代にしたり、待っているときに素振りを入れるのもいいですね。

この練習をするときに気をつけたいのは、待っているとき前にいる人と十分離れておくことです。下がりながら打つときに、テイクバックしたラケットが当たる危険があります。

ストレートラリー以外では、

1打交代でサーブ練習

するのもありです。

2〜4チームに分かれ、セカンドサーブを1打ずつ交代で打ちます。

斜めのサービスコートに入ったら1ポイントとして、どのチームが先に10ポイント入るかを競います。(ポイント数は、練習時間によって調整します。)

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

斜めのサービスコートに入れなければならないので、試合での緊張感に似たプレッシャーの中でサーブを打つ練習ができます。

1ポイント交代の団体戦

ゲーム練習でオススメなのが、

1ポイント交代の団体戦

です。

1ポイントをじっくり楽しみつつ、交代していくので、人数が多いときのゲーム練習にもってこいです。

クラスの人数が多い室内のテニススクールでもよく使われている練習メニューです。

初級レベルなら、雁行陣で球出しからスタートする方法があります。(サイドはデュースサイドやアドバンテージサイドのどちらかで固定します。)

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

1ポイントずつでポジションを交代していくので、後衛も前衛も練習できます。

1ポイント終わった後のローテーションは下のようになります。

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

両チームが同じ人数だと対戦する相手が変わらないので、球出しを打たないチームは相手の初球ミスの場合交代しない、もしくは2ポイント交代にしてもいいでしょう。

初中級レベル以上なら、「雁行陣 対 並行陣」で団体戦をやるのもありです。

並行陣メインの練習であれば、並行陣の後衛に球出しをしてローボレースタートで勝負します。

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

1打目のボレーは、サービスラインより後ろへ打つ縛りを入れておくと、雁行陣側もボールを触りやすいです。(1打目でドロップボレーやアングルボレーはなし。)

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

並行陣やボレーのレベルアップをしたいときに、重宝する練習スタイルです。

サーブがある程度入るなら、

サーブからの団体戦

がどのレベルでもオススメです。

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

サーブも打て、雁行陣でも並行陣でも戦える自由度の高い団体戦です。

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

1面で9人以上いるなら、「1ポイント交代の団体戦」を毎回取り入れても楽しめるはずです。

雁行陣の前衛の動きを複数で練習

3つ目に紹介するのは、雁行陣を覚えたての初級向けの練習です。

雁行陣の前衛の動きを説明されても、前にポジションをとって攻撃の準備をしたり、後ろにポジションをとって守りを固めるタイミングは難しいです。

そこで、前衛の動きを複数人でやると、前後のポジションをとるタイミングがつかみやすいです。

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

テニスの盛り上がる練習|1ポイントに集中できて楽しめるメニュー

前衛は、ラケットを持たなくてもOKです。

メンバーによっては、手を繋いで動いてもおもしろいかもしれません。

前衛に1人でも前後に動くタイミングをわかっている人がいるとなおよいです。

ただ、前後に動くのではなく、前に移動するときはボレーが打てるポジションへ、後ろへ移動するときはセンターを守るようにポジションをとるようにします。

頻繁にやれる練習ではないですが、たまにやると楽しみながら前衛の動きを学べます。

スポンサーリンク

テニスの練習が盛り上がるコツ|元コーチが気をつけていた3ポイント

テニスの練習が盛り上がるコツ|元コーチが気をつけていた3ポイント

テニスの練習が盛り上がるコツはあるのかな?

テニススクールでレッスンをしていたとき、クラスにムードメーカーがいると、何もしなくても盛り上がります。

そうでない場合、生徒さんがしらけないように練習を盛り上げる工夫が必要になってきます。

元コーチだったわたしが、レッスンで気をつけていたことをまとめておきます。

  • レベル差があるときは少ないポイントで競う
  • ペアもしくはチームの組み合わせが大事
  • ジュニアはテンポよく大人はじっくりと

レベル差があるときは少ないポイントで競う

2レベルの合同クラスだったり、同じ級でも生徒さんにレベル差があるときは、

少ないポイントで競う

ようにしていました。

競うポイント数が多いと、レベル差が顕著に現れてしまうからです。

2ポイント先取くらいだと、レベル差があっても運でどうなるかわかりません。

もしくは、加算式でチャンピオンへ移動するルールを設けるといいでしょう。

チャンピオンサイドとチャレンジャーサイドに分かれてポイント練習をするとき、1もしくは2ポイントくらいで交代します。

チャレンジャーサイドは、負けたポイントは無視して勝ったポイントだけを加算するようにします。

例えば、チャレンジャーサイドが3ポイントとったらチャンピオンになれるなら、3ポイントとったときのチャンピオンと交代します。

このルールだと、ゆっくりでも勝ったポイントを加算していけば、いずれチャンピオンにいけます。

じっくりやるならポイントが多いほうがいいですが、レベル差を埋める必要があるなら、誰でもチャンピオンへ行ける工夫が必要になります。

ペアもしくはチームの組み合わせが大事

ペアもしくは3人以上のチームを作ってポイント練習するときは、「グーチョキパー」などで決めるのが平等でいいのですが、組み合わせ次第では盛り上がらずに終わってしまうケースもあります。

レベル差がある状態で組み合わせを考えるときは、練習内容に応じて以下のどちらかを採用します。

  • パワーバランスを考える
  • 同じレベルで組ませる

チーム戦の場合、各チームのパワーバランスを考えないと一方的な展開になりかねません。

しかし、ペアを組ませる場合は要注意です。

ペアにレベル差がある場合、お互いにストレスを感じてしまうリスクがあります。

同じレベルくらいで組ませたほうが、ストレスなくポイント練習ができたりします。

勝ち負けより、ストレスが少ない状態のほうが伸び伸びとしたプレーが引き出せます。

ジュニアはテンポよく大人はじっくりと

練習を盛り上げるコツは、ジュニアと大人で違っていたりします。

ジュニアはテンポよく、大人はじっくりと練習するほうが向いています。

ジュニアは間があると集中力を切らしやすいので、説明は簡潔にテンポよく進めたほうが盛り上がりやすいです。

逆に、大人の場合は、なぜその練習をするのか、どうして今うまくいかなかったのか説明が必要な場合があります。

ジュニアの練習には適度な緊張感を、大人の練習には適度な安心感を与えるようにすると、盛り上がりやすいと感じました。

以上、テニスの盛り上がる練習についてでした。

些細なことかもしれませんが、ちょっとした配慮で練習の盛り上がり方は変わります。

1つでも、普段の練習に役立てば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました