- メディシンボールを使ったテニスのトレーニング|おすすめ動画3選
- テニスのメディシンボールは何キロがいい?代替品は?他の使い道は?
メディシンボールを使ったテニスのトレーニング|おすすめ動画3選
メディシンボールで適切にトレーニングすると、ボールを打つときに身体がブレなくなり、ラケットがスムーズかつパワフルに振れるようになります。
プロテニス選手が行っている惚れ惚れするようなメディシンボールのトレーニング動画も多数ありますが、本記事の前半では以下を満たしたものに厳選しました。
- 壁があれば1人でもできる
- わたしたちアマチュアでもできる
- やり方がシンプルで継続しやすい
本記事の前半で紹介するのは、難しいフットワークや高い運動能力を必要としない
です。
メディシンボールで、以下の3つを鍛える動画を紹介します。
- グランドストローク(スクエアスタンス)
- フォアハンドストローク(オープンスタンス)
- リターン
ラケットを握ってボールを打ったとき、メディシンボールトレーニングの効果を実感できるはずです!
グランドストローク(スクエアスタンス)
グランドストロークの基本的なスタンスといえば、最初に習うスクエアスタンスですね。
スクエアスタンスは、
をミックスして使いますが、これが意外に難しい…
よくある悪い例は、体重移動が早すぎて、上体を打ちたい方向へ傾けてしまうことです。
そうなると、ネットが多くなり、結果として小手先で軌道を調整することになります。
そうならないために、前足を踏み込んでも
必要があります。
下は、日比野菜緒選手のトレーニング動画です。(日比野菜緒プロや加藤未唯プロ、実業団などを指導している横山正吾トレーナーのチャンネルから。)
3分4秒くらいに「スクエアスタンススロー」というメニューがあり、
をトレーニングしています。
日比野菜緒選手が行っているトレーニングを全部真似るのは難しいですが、この「スクエアスタンススロー」だけなら、わたしたちにもできそうです。
前足を踏み込んだときには、まだ後ろ足に体重が乗っているのがよくわかります。
フォアハンドストローク(オープンスタンス)
そんな方におすすめなのが、メディシンボールを使ったオープンスタンスのトレーニングです。
上の動画は「お尻で打つフォアハンドストローク」というタイトルで、フォアハンドストロークでお尻を使えるようにトレーニングしています。
プロテニストレーナーの菅尾さんが、動画内でわかりやすく説明されています。
オープンスタンスの大事なポイントは下記のとおり。
- 重心を下げることで、体重がお尻に乗る
- 体の捻り(腰をひく)
この2つを掛け合わせて、この力をスイングに反映させます。
お尻に乗る感覚がわからない場合は、お尻を実際に触ってみることをおすすめしていました。
オープンスタンスからメディシンボールを投げて、運動連鎖をしっかり起こせるように訓練しています。
このトレーニングをするときの注意点は、下記のとおり。
- 短い距離からスタート
- まっすぐ飛ばせるようにする
オープンスタンスのトレーニングは、間違うと効果半減なので、動画の注意点を守りながらやってみましょう。
リターン
そんな方におすすめなのが、メディシンボールを使ったリターンのトレーニング。
リターンのフットワークを使って、メディシンボールを投げます。
下記は、加藤未唯選手のメディシンボールリターンスローです。
やはり、重要なポイントは前述したオープンスタンスのトレーニングと一緒です。
テニスのメディシンボールは何キロがいい?代替品は?他の使い道は?
メディシンボールで、どんなトレーニングをすればいいかはわかりましたか?
もし、メディシンボールをまだ購入していなければ、下記のような疑問が出てくるかと思います。
本記事の後半では、そんな疑問に答えていきます。
何キロのメディシンボールを使えばいい?
人によって適正な重さは違ってきますが、
で十分な効果が得られます。
プロテニス選手の動画をいろいろ見ましたが、1kgのメディシンボールを使用している場合がほとんどでした。(重くても2kgでした。)
一般男性で力に自信がある方なら2kgでもいいかもしれませんが、正しいフォームを意識するなら1kgを選んだほうが無難です。
重いメディシンボール(例えば5kg)を選んでしまうと、腕や肩に力が入ってしまい、狙った効果を得られなくなります。
わたしたちが使っているラケットは、300g前後。
1kgのメディシンボールでも、ラケットの3倍くらいの重さがあります。
1kgのメディシンボールでトレーニングしても、その後ラケットを握ってボールを打てば、その効果を実感できるはず。
メディシンボールは重りとして鍛えるのではなく、身体の使い方(運動連鎖)を覚えるために活用しましょう!
1kg・2kg・3kg・4kg・5kg・6kgの重さから選べるLINDSPORTSのメディシンボール⬇︎
メディシンボールの代替品とかあるの?
メディシンボールの代替品としては、
を使うのがおすすめです。
家にバランスボールがあるなら、わざわざメディシンボールを買わなくてもOK。
バランスボールは、全身を使って正しいフォームで投げないと飛びません。
バランスボール投げは、身体に負担をかけず、弱い筋肉を使って投げるトレーニングにもなります。
ジュニアにも、負担の少ないバランスボール投げはおすすめです。
わたしが働いていたテニススクールでは、ジュニアにバランスボール投げのトレーニングもしていました。
ストロークの高い打点・低い打点をイメージして投げたり、オープンスタンスのトレーニングとしても使えるので優秀でした。
バランスボールを使ったトレーニング⬇︎
大人が座るのにちょうどいい直径約65cmのバランスボール⬇︎
メディシンボールに他の使い道はないの?
軽いダンベルの代わりにも使えます。
自重でもトレーニングできますが、メディシンボールを腹筋・背筋・スクワット・ランジなどと組み合わせて、より負荷をかけることができます。
下の動画のように、体幹やオーバーヘッド動作の強化にも使えます。
近くに壁があれば1人でもできるので、ぜひテニスのトレーニングにメディシンボールを活用してみてください。
ワンランク上のショットになること間違いなしです!