- テニスラケットのグリップテープはどうして巻くの?【メリットを元コーチが解説】
- 【初心者にもわかる】テニスラケットのオーバーグリップの選び方【おすすめを紹介】
テニスラケットのグリップテープはどうして巻くの?【メリットを元コーチが解説】
という方もいるかもしれないので、簡単に説明します。(わかる方は飛ばしてください。)
ラケットのグリップ部分の上に巻く薄めのテープのことを、
といいます。(オーバーグリップと呼んだりもします。)
ちなみに、ラケットに元々巻いてあるものは
もしくは
と呼んでいます。
なぜこんな説明をするかというと、初心者の方がよく間違えて買うからです。
リプレイスメントグリップはクッションの役割も果たすため厚みがあり、値段も1本1000円以上します。(グリップテープは、1本500円以下です。)
わたしも初心者のころやってしまいましたが、グリップテープとリプレイスメントグリップを間違えて買わないように気をつけてください。
グリップテープを巻く理由
元グリップの上にグリップテープを巻く理由は、下記のとおりです。
滑りにくいグリップテープを使用すれば、グリップの握りがズレにくく維持しやすいです。
また、ボールを打つとき、遠心力でラケットが手からすっぽ抜けるのを防ぐことができます。
ダメではないです。
元グリップの握った感触が好きという方やグリップテープを巻いて太くなるのを嫌がる方もいます。
ただ、元グリップが消耗していくので、いずれ新しい元グリップを購入して巻き替える必要があります。(元グリップを巻き替えるのは、グリップテープと比べると大変です。)
グリップテープを巻くメリット
グリップテープを巻くメリットは、以下のとおりです。
- 安価で簡単に交換できる
- 種類が豊富
- 自分好みの色を選べる
元グリップと比べるとグリップテープは安価で、慣れれば簡単に巻き替えることができます。
グリップテープが消耗して滑り出しても、気軽に巻き替えてすぐにいいコンディションに戻せます。
そして、種類が豊富。
詳しくは後ほど解説しますが、いろいろ試せばあなたが快適にテニスができるグリップテープがきっと見つかるはずです。
グリップテープの種類にもよりますが、色を選べる場合が多いです。
ラケットやストリングの色に合ったグリップテープを選んでコーディネートする楽しさもあります。
でも、白か黒のグリップテープを使う方が多いですね。
白いグリップテープは汚れが目立ち、交換時期がわかりやすいです。
黒いグリップテープは、汚れが目立ちにくいです。
グリップテープの種類
大きく分けると、下記の2種類です。
- ウェットタイプ
- ドライタイプ
ウェットタイプはその名のとおりベタベタの濡れた感触で、手のひらがペタッとくっつく感じです。
ドライタイプはサラサラの乾いた感触です。
また、メーカーによって「厚さ・耐久性・伸縮性」などに違いがあります。
ヨネックスやキモニーはグリップテープの種類が多いので、いろいろ試してみるとおもしろいかもしれません。
グリップテープの交換時期
グリップテープの交換時期は人それぞれ。
滑り出したらすぐ交換する人もいれば、グリップテープの表面がはがれてきたら交換する人もいます。
ストリングの張り替えと一緒にグリップテープも交換する人も多いですね。
グリップテープの耐久性やテニスをする頻度にもよるので、普段からグリップテープの状態を気にしておくといいでしょう。
グリップテープの巻き方
グリップテープを巻くときは、まず保護フィルムをはがします。
保護フィルムがついているほうが表側です。
斜めに切れているほうをグリップエンドの角に合わせながら巻いていくと、自然と斜めに巻いていけます。
先っぽについている両面テープをはがして、グリップエンドの8角形のうちの1面に貼ります。
最初は、グリップテープがピタッとつくように強く引っ張りながら巻いていきます。
グリップエンド付近のふくらんだ部分を巻き終えたら、引っ張る力を少し緩めて巻いていきます。
少し重ねながら巻いていきますが、あんまり重ねすぎると最後足りなくなってしまいます。
足りなくなったら、もう1度巻き直せばOKです。
最後、余った部分は斜めに切ります。
強く引っ張りながら巻き、付属のシールで止めます。
付属のシールが伸びるタイプなら、引っ張りながらシールを巻きます。
やっぱり動画がわかりやすいですね。
【初心者にもわかる】テニスラケットのオーバーグリップの選び方【おすすめを紹介】
そんな方におすすめのグリップテープ(オーバーグリップ)を紹介します。
あなたに合いそうなグリップテープがあれば、ぜひお試しください。
グリップテープの好みは人それぞれ。
そこから、またいろいろ試してみることで、あなたにより合うグリップテープに巡り合えます。
【ヨネックス】ウェットスーパーグリップ【初心者でも巻きやすい】
と思っている方におすすめなのがこちら。
グリップが滑りにくいウェットタイプです。
グリップテープを巻いたことがない方は、巻き始めで隙間ができてしまい苦労します。
ですが、ヨネックスのウェットスーパーグリップは伸縮性が高いため、巻き始めでピタッと元グリップにくっついてくれます。
強めに巻けばグリップを薄くできるし、色も豊富。
どこででも売っているグリップテープなので、手に入りやすいのも助かります。
まとめて買える3本セットや5本セットも人気です。
ヨネックスのウェットスーパーグリップで巻くのに慣れてきたら、他のウェットタイプも試すといいかもしれません。
人気なのはこちらですね。
ウイルソンのプロオーバーグリップは、ロジャー・フェデラー選手や錦織圭選手も愛用している人気のグリップテープ。
ボウブランドのプログリップは固定ファンが多く、フィット感や耐久性で支持されています。
【キモニー】アナスパイラルグリップテープ【握りが安定】
または
そんな方にはこちらがおすすめです。
凸型スポンジがスパイラル状についているので、指をグリップに合わせやすく握りが安定しやすいです。
また、穴があいているので通気性がよく、汗の吸収もしやすくなっています。
合う合わないはあると思いますが、わたしが働いていたテニススクールではめちゃくちゃ売れていました。
リピート率も高かったです。
【トーナ】トーナグリップドライ【手汗が多くても滑らない】
そんなお悩みがある方にはこちら。
ドライタイプで1番人気のグリップテープが、「トーナグリップ ドライ」です。
プロテニス選手のラケットを見ると、青いグリップテープに赤いシールで止めているのをよく見かけませんか?
それが「トーナグリップ」です。
プロも愛用するトーナグリップを使えば、大量の手汗でラケットがすっぽ抜ける心配から解放されます。
下記の種類がありますが、1番人気のある「XL」がおすすめです。
- 【オリジナル(幅25mm長さ990mm)】
- →グリップを全部覆う必要のない片手バックハンドプレーヤー向き
- 【XL(幅29mm長さ990mm)】
- →うまく巻けばグリップを全部覆える
- 【XXL(幅35mm長さ990mm)】
- →XLでも足りないと感じる方向け
ただ、トーナグリップには欠点があり、
そして
です。
グリップテープを自分で斜めに切る必要があり、両面テープもついていません。
何回かテニスをすると、表面がはがれていきます。
それでも使い続けるのは、トーナグリップの握る感触が他では味わえないからでしょう。(わたしも愛用しています。)
耐久性が高いドライグリップをお探しなら、下記がおすすめです。
わたしも使いましたが、トーナグリップのように表面がすぐはがれないので長く使えます。
グリップを握ったときの感触が合えば、こちらを使うといいでしょう。
テニスラケットに新しいグリップテープを巻くと、心地よくグリップを握れるようになるので、ぜひ気にしてみてください!