- 【テニスシューズ】ジュニア用の選び方【元コーチが解説】
- 【失敗しない】ジュニアテニスシューズのおすすめ【コート別に紹介】
テニススクールで働いていたとき、わたしはたくさんのお子さんのジュニアテニスシューズを売ってきました。
また、ジュニアテニスシューズやレンタルシューズの発注や在庫管理をしていた経験もあります。
その経験も踏まえて、ジュニアのテニスシューズについてアドバイスします。
【テニスシューズ】ジュニア用の選び方【元コーチが解説】
週1回のテニスであれば、テニスシューズがなくてもできなくはないです。(こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが…)
わたしが働いていたアウトドアのテニススクールでは、ジュニアはテニスシューズがなければスニーカーでもOKでした。
ただ、インドアのテニススクールだと、コートが汚れたり傷まないように室内履きとしてテニスシューズを用意するよう言われます。
テニスシューズを履くことで、ケガのリスクが減ったり、パフォーマンスアップにつながるからです。
テニスシューズを履くメリットは下記のとおりです。
- クッション性
- 横へのサポート
- コートに合った靴底
ボールを追いかけて、打つときに止まる。
テニスは、これを繰り返すスポーツです。
この動きに身体が耐えられるよう、クッション性能がテニスシューズには備わっています。
テニスは、身体の横方向に動いたり止まったりします。
そのため、テニスシューズは横へのサポートもしっかり作られています。
スニーカーだと、前後はよくても左右のサポートに不安があります。
また、テニスシューズはテニスコートにマッチした靴底になっているので、滑らずに走り出せるし、バランスを保って止まりやすいです。
テニスシューズを選ぶとき、気をつけるのは下記の3つです。
- コートのサーフェスに合わせたシューズを履く
- メーカーによって合う合わないがある
- お子さんの足が成長することを考慮する
コートのサーフェスに合わせたシューズを履く
まず、テニスシューズを購入する前に、
を確認しましょう。
テニスコートにはいろいろなサーフェス(コートの種類)が存在し、それに合ったテニスシューズを選ぶ必要があるからです。
ジュニア用テニスシューズには下記の種類があり、コートサーフェスに合った靴底になっています。
- オールコート用
- オムニ・クレー用
- カーペットコート用
オールコート用は、その名のとおりどのコートでも履けることになっています。
ですが、もっとも力を発揮するのはハードコートです。
オムニ・クレー用は、砂入り人工芝コート (オムニコート )とクレーコートに対応したテニスシューズ。
コートの表面に砂が巻いてあっても、地面をつかめる構造をとっています。
カーペットコート用は、靴底がツルツルになっているものです。
インドアテニススクールのカーペットコートで、シューズが引っかからないように作られています。
コートサーフェスに合ったテニスシューズを選ぶことで、快適にテニスができます。
メーカーによって合う合わないがある
テニスシューズに限らずですが、
があります。
メーカーによって、テニスシューズの大きさ・形・履き心地が少し違うためです。
わたしが働いていたインドアのテニススクールでは、複数のメーカーのレンタルシューズを用意していました。
メーカーを気にしないでレンタルしているお子さんもいましたが、メーカーを選んでレンタルしているお子さんも一定数いました。
そのようなお子さんがテニスシューズを購入する際は、当然そのメーカーから選びます。
なので、テニスシューズを購入するときは、必ず試し履きをしましょう。
試し履きをせずに購入すると、足の指先が痛くてもう1足買うことになるかもしれません…
かかとをシューズにピッタリと合わせてベルトもしくは靴紐を痛くない程度に締めます。
その後、少し動いてから止まる動作をしてみてください。
足の指先が痛くなければ大丈夫です。
足の指先に痛みを感じるなら、サイズアップもしくは違うメーカーを試してみましょう。
ネット購入は、リスクがともないます。
ご自宅でお子さんの足のサイズを測っておきましょう。
ネット購入で判断するのは難しいですが、つま先側に5〜10mm余裕ができるサイズを選びます。
もし、Amazonプライム会員なら「prime try before you buy」の対象商品を試し履きしてから購入する方法があります。
複数のサイズを試したり、2つのメーカーを履き比べてから購入することができるので安心です。
お子さんの足が成長することを考慮する
これは「できれば」ですが、
ことを考慮してテニスシューズを選びましょう。
本来、足が大きくなったら、サイズアップして新しいシューズを購入する必要があります。
ですが、ジュニアのテニスシューズには中敷を替えて0.5cmアップできるものがあります。
このタイプなら、足が少し大きくなっても中敷きを替えてそのまま使えます。
コートサーフェスやメーカーが合えば、活用するといいでしょう。
【失敗しない】ジュニアテニスシューズのおすすめ【コート別に紹介】
ネットで検索するといろいろなメーカーがジュニア用テニスシューズを出していて、どれを選んだらいいか迷いますよね。
でも、メーカーを絞ると割と決めやすくなります。
サイズが22cm以下なら、下記のメーカーから検討するのがいいでしょう。
- Prince(プリンス)
- Yonex(ヨネックス)
わたしが働いていたテニススクールでお子さんのテニスシューズを見ると、ほとんどプリンスかヨネックスでした。
どちらもジュニア用は、お子さんが履きやすいマジックテープタイプです。
プリンスは、中敷を替えると0.5cmサイズアップできるので、とても好評でした。
ヨネックスは、「オールコート用」「オムニ・クレー用」「カーペットコート用」のすべてをラインナップしています。
特に、他のメーカーではあまり用意されていない「オムニ・クレー用」は貴重です。
もし、サイズが22.5cm以上なら靴紐タイプになります。
紐靴タイプなら、靴を専門とする「ASICS(アシックス)」がおすすめです。
アシックスのテニスシューズは機能面で優れており、多くのテニス競技者に愛用されています。
わたしもその履き心地に感動し、ずっとアシックスのシューズを使っています。
参考までに、コートサーフェス別のおすすめジュニア用テニスシューズも紹介しておきますね。
【ハードコート】おすすめのジュニアテニスシューズ
ハードコート用でおすすめしたいのはこちら。
中敷を替えると0.5cmサイズアップできるため、非常に人気がありました。
また、ブルーとピンクの2色から選べるところもいいですね。
どのコートでも使えるオールコート用なので、カーペットコートのインドアテニススクールの生徒さんにもよく売れていました。
22.5cm以上なら、こちらをおすすめします。
レディースはこちら⬇︎
アシックスの大人用エントリーモデルです。
テニスシューズの中では低価格でお買い得です。
わたしもこのモデルをリピート買いしています。
こちらはオールコート用で、カーペットコートでも利用できます。
【カーペットコート】おすすめのジュニアテニスシューズ
カーペットコート用でおすすめしたいのはこちら。
こちらも、中敷を替えると0.5cmサイズアップできるプリンスのハード&カーペットコート用モデル。
靴底にほとんど溝がないのが特徴です。
カーペットコートでは、このタイプの靴底が1番適しています。
オールコート用テニスシューズだと靴底の溝がカーペットに引っかかってしまう場合、こちらのタイプがいいでしょう。
【砂入り人工芝コート】か【クレーコート】おすすめのジュニアテニスシューズ
砂入り人工芝コートかクレーコートでおすすめしたいのがこちら。
ジュニア用テニスシューズでは数少ないオムニ・クレー用です。
砂が巻いてあっても、地面をつかめるように靴底の溝が設計されています。
そのため、オールコート用テニスシューズより滑りにくくパフォーマンスを発揮します。
かかと付近には、パワークッションという軽量衝撃吸収材が使われているため足にもやさしいシューズですね。
22.5cm以上なら、こちらをおすすめします。
レディースはこちら⬇︎
同じくアシックスの大人用エントリーモデルです。
こちらはオムニ・クレー用です。
オールコート用と間違えないように気をつけてください。
ジュニア用テニスシューズは、最新モデルじゃなくても型落ちモデルで大丈夫です。
正直、機能面はそんなに変わりません。
店舗でお取り寄せすると、メーカーに在庫がなく、ジュニア用テニスシューズが手に入りづらい期間があったりします。
そんなときは、インターネットで探してみてください。
最新モデルがなかったとしても、型落ちモデルなら手に入る場合がけっこうあります。