テニスラケットのガット張り替え|時期や値段を元ストリンガーが解説

基礎知識
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テニスラケットのガットを張り替えたい。張り替え時期や値段など、基本的な知識を教えてほしい。
そんな疑問にお答えします。
【本記事の内容】
  1. テニスラケットのガット張り替え|時期や値段を元ストリンガーが解説
  2. テニスラケットのガット張り替え|どこで張り替えるのがおすすめか?
書いている人
リョウジ

・テニススクールの運営に10年携わる。
(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

・草トーナメントは80大会以上出ている年もあるくらい好き。
(オープンでの優勝回数は13回。ほとんどシングルス。)

・「サーブ・フォアハンド・バックハンド」はかなり伸び悩んだ。
(通ったスクール数は多く、テニスで悩んでいる方の気持ちもわかります。)

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テニスラケットのガット張り替え|時期や値段を元ストリンガーが解説

テニスラケットのガット張り替え|時期や値段を元ストリンガーが解説

テニスラケットのガット(ストリング)を張り替えるとき、下記を知っておくと安心です。

  • ガット(ストリング)の素材とそれぞれの張り替え時期
  • ガット(ストリング)のゲージとテンションの目安
  • ガット(ストリング)の張り替えにかかる時間と値段

1つずつ解説していきます。

ガット(ストリング)の素材とそれぞれの張り替え時期

ガットの素材には、以下の3つがあります。

  • ナイロン
  • ポリエステル
  • ナチュラル

それぞれのテンション維持性能が違うため、素材によって張り替えるタイミングが異なります。

テンション維持性能が低いと、すぐに飛ばなくなります。

ナイロン

テニススクール生の使用率が高いのが、化学繊維で作られたナイロンガット。

初心者にも、ナイロンガットがおすすめです。

ナイロンガットには、芯が単一のモノフィラメントと複数を束ねたマルチフィラメントがあります。(その中間の構造もあります。)

テニスラケットのガット張り替え|時期や値段を元ストリンガーが解説

モノフィラメントは、反発力と耐久性のバランスがとれていて安価なのが特徴です。

マルチフィラメントは、ナチュラルガットを目指して作られただけあってソフトな打感がウリです。

耐久性はモノフィラメントのほうが上ですが、マルチフィラメントのほうが人気は高いですね。

ナイロンの張り替え時期は、張ってから3ヶ月くらいです。

ポリエステル

ナイロンではすぐに切れてしまう人におすすめなのが、同じく化学繊維で作られたポリエステルのガットです。

構造は芯が単一のモノフィラメントが多く、ハードヒッターやガンガン打つ学生に好まれています。

耐久性が高いため、かなり細いゲージ(太さ)までラインナップしているガットもあります。

ポリエステルのストリングはテンション維持率が低く、1週間でボールの飛びが落ちてしまいます。

ポリエステルの張り替え時期は、張ってから1ヶ月と短めです。

ポリエステルは切れないからといって、そのまま使い続けると肘や手首を痛めるので要注意です!

ナチュラル

牛の腸で作られている天然素材のナチュラルガット。

ナチュラルは、

マイルドな打感・弾きの良さ・高いテンション維持性能

を兼ね備えた万能で高価なガットです。

ナチュラルガットの張り替え時期は、張ってから6ヶ月と長めです。

ナチュラルガットは、雨に弱いという欠点があるので要注意です。

ガット(ストリング)のゲージとテンションの目安

どのガットにするか決まっても、

ゲージ(ストリングの太さ)

を選んだり、

テンション(張る強さ)

を選ぶ必要があります。

ガット(ストリング)のゲージ

まずは、標準とされている太さのガットを選ぶといいでしょう。

ただ、標準とされている太さは

ガットの素材

で違ってきます。

【ナイロンストリング】
→1.30mmくらいが標準
【ポリエステルストリング】
→1.25mmくらいが標準

ストリングの太さで、下記が変わってきます。

【耐久性】
→太いほど切れづらい
【飛距離】
→細いほど飛びやすい
【球離れ】
→細いほどコントロールしづらい

ガットのテンション(張る強さ)

テニススクールの生徒さんの使用率が高い

100インチ前後のラケット

ナイロンガット

を張る場合の目安をまとめておきます。

【男性】
→50ポンド
【女性】
→47ポンド

あくまでも目安なので、次回ガットを張るとき、さらに微調整することをおすすめします。

テンションの微調整は、ラケットを気持ちよく振り抜けたときにボールがどんなふうに飛んでいるかを見るといいです。

【ボールが飛び過ぎてしまう場合】
→テンションを1〜2ポンド上げてみる
【ボールが浅くなってしまう場合】
→テンションを1〜2ポンド下げてみる

2ポンドくらい変えると、打ったときの感触やボールの飛びはだいぶ変わります。

ポリエステルのガットはナイロンより飛ばないので、テンションは5ポンドくらい落とすことをおすすめします。

例えば、こんな感じです。

【男性】
→【ナイロン】50ポンドなら
【ポリ】45ポンド
【女性】
→【ナイロン】47ポンドなら
【ポリ】42ポンド

ガット(ストリング)の張り替えにかかる時間と値段

ガットの張り替えにかかる時間と値段について解説します。

ガット(ストリング)の張り替えにかかる時間

ストリングの張り替えにかかる時間は、張る人にもよりますが、

25〜40分くらい

です。

ただ、ストリングの張り替えを依頼しても、すぐに張ってもらえるとはかぎりません。

テニススクールに依頼する場合、張り替えができるコーチが不在の場合があります。

また、ストリンガーが常駐しているテニスショップでも、張り替えの注文がたくさん入っていれば、すぐに張ってもらえないかもしれません。

もし、ストリングの張り替えを急いでいるなら、どれくらいで受け取れるか電話で確認しておくといいでしょう。

ガットの張り替えにかかる値段

ガットの張り替え代は、

ガット代 + 加工料

です。

ガット代は、1,500円以下の安価なナイロンガットから10,000円近くするナチュラルガットまでピンキリです。

テニススクール生がよく使っているナイロンのマルチフィラメントであれば、2,000〜3,000円くらいでしょうか。

加工料に関しては、800〜2,000円とお店によってかなり違います。

一般的なガットと加工料を合わせると、3,000〜5,000円くらいかかります。

張るのが難しいナチュラルガットの場合は、加工料がさらに高くなったりします。

また、ガットを持ち込んで張り替えをお願いする場合、持ち込み料がかかったりします。

ナチュラルガットの張り替えやガットの持ち込みをする場合、料金がどう変わるか事前に確認しておくといいでしょう。
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テニスラケットのガット張り替え|どこで張り替えるのがおすすめか?

テニスラケットのガット張り替え|どこで張り替えるのがおすすめか?

テニスラケットのガット張り替えは、どこに頼むのがおすすめなの?

おすすめは、ガットの張り替えに何を望むかで違ってきます。

  • 安く済ませたいなら大型スポーツ店
  • 手間がかからず楽に済ませないならテニススクール
  • 同じ張りを求めるならゴーセンの張り人

安く済ませたいなら大型スポーツ店

少しでも安く済ませたい!

そんな方には、張り替え代が安価な

大型スポーツ店

がおすすめです。

専用のクレジットカードを使えば、さらに張り替え代が安くなるお店もあります。

定期的に張り替えることを考えると、安いお店を選んだほうがお得ですね。

手間がかからず楽に済ませないならテニススクール

手間がかからず楽に済ませたいなら、

通っているテニススクール

にお願いするのがおすすめです。

テニススクールは、テニスコーチが張っている場合が多いです。

ガット代や加工料は決して安くないですが、普段あなたのテニスを見ているコーチからガットやテンションのアドバイスを受けられます。

次回のレッスンのとき、そのままラケットを受け取れるので楽ですね。

同じ張りを求めるならゴーセンの張人

同じガットとテンションなのに、この前と打った感じが違う!

張る人が変わると上記のように感じる方には、

張人はりびと

がいるテニスショップやテニススクールをおすすめします。

張人はりびと」は、ミクロスーパーなどのガットでお馴染みゴーセンさんの資格です。

張人はりびと」は安定した張り技術と豊富なガット知識を持っており、張り方が全国で統一されています。

どこでお願いしても、同じコンディションでの張り上がりを期待できます。

以上、テニスのガット張り替えについてでした。

本記事を参考にガットを張り替えて、いいコンディションでテニスを楽しんでください!

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