【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

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両手バックハンドストロークのグリップの持ち方がよくわからない…両手バックハンドストロークにはどんな握り方があり、どんな特徴があるのか知りたい。
そんなお悩みにお答えします。
【本記事の内容】
  1. 【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】
  2. 両手バックハンドはどのグリップから始めるべき?【初心者・ジュニア・片手バックから変更する場合】
書いている人
リョウジ

・テニススクールの運営に10年携わる。
(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験。)

・草トーナメントは80大会以上出ている年もあるくらい好き。
(オープンでの優勝回数は13回。ほとんどシングルス。)

・「サーブ・フォアハンド・バックハンド」はかなり伸び悩んだ。
(通ったスクール数は多く、テニスで悩んでいる方の気持ちもわかります。)

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わたしは現在片手バックハンドストロークですが、30代の途中まではずっと両手打ちでした。

ジュニアの頃は両手バックハンドストロークが得意ショットでしたが、20代のころグリップの握りやフォームをいじくり回した結果おかしくなってしまいました。

コーチとして教える立場になったとき、自分がいろいろと間違えていたことに気付きましたが…

そのときの経験も踏まえて、両手バックハンドのグリップの握り方を解説します。

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【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

本記事では、それぞれの特徴がわかりやすいように、まず左手の握り方で両手バックハンドストロークを分けました。(右利きを前提にしています。)

  • 左手がコンチネンタルグリップ
  • 左手がイースタングリップ

それぞれを下記に分けて解説します。

  1. 右手のグリップ
  2. 打ちやすい球種
  3. ラケットダウンとインパクト
  4. テイクバック
  5. スイング
  6. 補足

「ラケットダウンとインパクト」では、両手バックハンドストロークの「ラケットダウン」と「インパクト」の1例を入れました。

下記の3つに注目して、それぞれのグリップを比べてみてください。

  • ラケットダウン時のラケット面のふせ具合
  • インパクトの位置
  • スイング方向

左手がコンチネンタルグリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップの②の面に合わせる

上記がコンチネンタルグリップです。

左手をコンチネンタルグリップか若干フォア側(少し厚め)に握ります。

左手がほぼコンチネンタルグリップのため、その特性が現れます。

  • ラケットヘッドが立てやすい
  • 横へのリーチが他のグリップより長い

右手のグリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップの②の面に合わせる

右手は、コンチネンタルグリップか若干フォア側(少し厚め)に握ります。

両手のグリップが薄いので、ボールを引きつけて打つことになります。

打ちやすい球種

球種は、厚い当たりのフラットが打ちやすいです。

薄いグリップとはいえ両手でグリップを握っているためトップスピンもかけられます。

ラケットダウンとインパクト

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

ラケットダウンのとき、ラケットヘッドは下まで落ちず、ラケット面はふせられていません。

ラケットヘッドを上げてインパクトを迎えるときは、右肘が曲がります。

ラケットダウンしても、水平に近いスイングなのがわかります。

テイクバック

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

ラケットを立ててテイクバックすると、ラケット面が打つ方向に対して左斜め前側を向きます。

そのとき、右腕は伸び気味で左腕は曲がります。

打球面が開いているので、「オープンフェイス」と言われたりします。

スイング

フォワードスイングに入ると、テイクバックしていたときに曲がっていた左腕は伸びていきます。

逆に、伸びていた右腕が曲がりながらフォロースルーします。

ラケットヘッドを起こしながらフィニッシュします。

補足

この両手バックハンドストロークは、フォアハンドストロークと違ってトップスピンをかけるときに打球面をふせません。

スイングの方向を変えてトップスピンをかけます。

コンパクトなテイクバックから早いテンポで打つことができ、厚い当たりで打つことが可能です。

多くの男子プロ選手が採用しています。

トップスピン系のフォアハンドストロークと球種を変える効果もあります。(フォアとバックが同じ球種だと相手はボールを予測しやすくなるので。)

また、スライスへの切り替えもスムーズです。

左手がイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップの③の面に合わせる

上記がイースタングリップです。

左手をイースタングリップに握ります。

イースタングリップは、ラケット面と手のひらの斜めのラインが同じ方角を向くため、手のひら感覚で打てるグリップです。

右手のグリップ

右手のグリップは3タイプあります。

  • 右手がイースタングリップ
  • 右手がコンチネンタルグリップ
  • 右手がバックハンドイースタングリップ
右手がイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップの③の面に合わせる

右手をグリップチェンジせず、フォアハンドストロークのまま打つタイプです。

右手の持ち方の関係上、ボールを引きつけて打つことになります。

フォアバックともに両手打ちのプレーヤー(ジュニアも含む)や一般女性に多い握りです。

右手がコンチネンタルグリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップの②の面に合わせる

右手をコンチネンタルグリップに握るタイプです。

イースタングリップのフォアハンドストロークに近い打点で打ちます。

テニススクールで教わる両手バックハンドストロークの握り方です。

右手がバックハンドイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップの①の面に合わせる

右手をバックハンドイースタングリップに握るタイプです。

バックハンドイースタングリップの片手バックハンドストロークのように、打点が前方になります。

その分、横へのリーチは短くなります。

ラファエル・ナダル選手のバックハンドストロークをイメージするとわかりやすいかもしれません。

打ちやすい球種

打ちやすい球種は、右手の握り方で異なります。

  • 【右手がイースタングリップ】
    →フラット
  • 【右手がコンチネンタルグリップ】
    →フラットドライブ
  • 【右手がバックハンドイースタングリップ】
    →トップスピン

ラケットダウン時の打球面のふせ具合と打点の位置が異なるため、打ちやすい球種が違います。

ラケットダウンとインパクト

それぞれのラケットダウンとインパクトは下記のとおりです。

右手がイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

ラケットダウンのとき、ラケット面はほとんどふせられていません。

前方ではなく、ボールを引きつけてインパクトを迎えます。

ラケットダウンしても、水平に近いスイングに
なるのがわかります。

右手がコンチネンタルグリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

ラケットダウンのとき、ラケット面が少しふせられます。

両肘が少し曲がった状態で、インパクトを迎えます。

見てわかるとおり、緩やかな下から上のスイングになります。

右手がバックハンドイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

ラケットダウンのとき、ラケット面がかなりふせられます。

両手バックハンドストロークの中では、1番打点が前です。

下から上が強調されたスイングになります。

テイクバック

テイクバックでは、それほど大きな違いはありません。

ラケットヘッドが立つくらいテイクバックを大きくとると、ラケット面が打つ方向に対して左側を向きます。

右手がイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

右手がコンチネンタルグリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

右手がバックハンドイースタングリップ

【テニスの両手バックハンドのグリップ】握り方の種類と特徴【元コーチが解説】

スイング

それぞれのスイングは下記のとおりです。

右手がイースタングリップ

フォワードスイングでは両肘を曲げたままで、5角形を作ってインパクトを迎えます。

打ち終わったときに、左肘を前方に向け身体が正面を向くようにします。

右手がコンチネンタルグリップ

フォワードスイングでは両肘は少し曲がったままで、そのままインパクトを迎えます。

打ち終わったときに、左肘を前方に向け身体が正面を向くようにします。

右手がバックハンドイースタングリップ

フォワードスイングでは両肘が伸びていきます。

打ち終わったときに、左肘を前方に向け身体が正面を向くようにします。

補足

それぞれの補足は下記のとおりです。

右手がイースタングリップ

テニスコーチが右手の握りをコンチネンタルグリップに直したいと思う持ち方です。

デメリットは、右手に力が入るとインパクトでラケット面が開いてしまい、思わぬ方向にボールが飛んでいってしまうことです。

とはいえ、グリップチェンジが必要ないのはとても楽です。

特に、フォアバック両方両手打ちのプレーヤーは、グリップチェンジの必要性を感じないでしょう。

右手がコンチネンタルグリップ

テニススクールで教わる標準的な両手バックハンドストロークです。

右手がコンチネンタルグリップのため、スライスに切り替えしやすいです。

女性にとって両手バックハンドストロークの模範的な持ち方になるかと思います。

右手がバックハンドイースタングリップ

特徴が片手バックハンドストロークに近い握り方です。

前方へのリーチは長くトップスピンもかけやすいですが、横へのリーチは短いです。

両手バックハンドストロークでは、少数派の握り方です。

だいたい例に挙げられるのは、ラファエル・ナダル選手ですね。

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両手バックハンドはどのグリップから始めるべき?【初心者・ジュニア・片手バックから変更する場合】

両手バックハンドはどのグリップから始めるべき?【初心者・ジュニア・片手バックから変更する場合】

両手バックハンドはどのグリップから始めるべき?

グリップの握り方はテニスをしながらご自分に合うものを見つければいいのですが、最初はどれから始めたらいいかもわからないと思います。

この章では、両手バックハンドストロークをどのグリップから始めるのがいいか解説します。

初心者の場合

初心者の方なら、多くのテニススクールが採用している

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】コンチネンタルグリップ

をおすすめします。

多くの見本が存在する

イースタングリップには、多くの見本が存在します。

コーチは、

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】コンチネンタルグリップ

での両手バックハンドストロークを習得しており、デモを見せるときにも使用します。

テニススクールに通っているなら、見本に困らないでしょう。

左手のフォアハンドに近い

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】コンチネンタルグリップ

の両手バックハンドストロークは、フォアハンドストロークと同じ感覚で打ちやすいです。

  • ラケットダウン時の打球面のふせ具合
  • 打点の位置
  • フィニッシュの形

上記が同じ感覚のため、左手のフォアハンドストロークのつもりで打つことができます。

基本技術が同じなので、フォアハンドと同じ方法でトップスピンをかけることができます。

右手がスイングの邪魔をしない

右手はコンチネンタルグリップで握っているため、上から添えるように持てばOKです。

右手は軽くアシストするだけで、スイングの邪魔をしません。

スライスを打ちたいときに、グリップチェンジが必要ないのもいいですね。

左手のひらとラケット面の向きが同じ

左手はイースタングリップのため、左手のひらとラケット面の向きが一致しています。

すなわち左手のひら感覚で打つことができ、ラケットを持たない練習でも効果が発揮しやすいメリットがあります。

左手がイースタンより薄いグリップのほうが打ちやすい…
右手をコンチネンタルにグリップチェンジするのがしっくりこない…

しばらくテニスをやっていると、そんな方も一定数いるかと思います。(男性や年配の方に多い気がします。)

そんな方には、本記事の最初に紹介した

  • 【左手】コンチネンタル(もしくはフォアより)
  • 【右手】コンチネンタル(もしくはフォアより)

のほうが合うかもしれません。

その場合、フォアハンドストロークの

  • ラケットヘッドを下に落とす
  • 打球面をふせる
  • 身体を積極的に回す
  • フォロースルーを高くとる

といったことは通じなくなります。

イースタングリップとコンチネンタルグリップのフォアハンドストロークが違うように、両手バックハンドストロークも左手の握りを変わると打ち方が変わります。

ジュニアの場合

ジュニアの場合も下記の握りをおすすめします。

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】コンチネンタルグリップ

テニススクールでも、こちらの握りで教えているはずです。

フォアハンドストロークと同じことをすればいい

力のないジュニアの場合、両手フォアハンドストロークからスタートする場合が多いです。

その場合、フォアハンドストロークの握りは

  • 【右手】イースタングリップ
  • 【左手】コンチネンタルグリップ

で教えます。(右利きの場合です。)

両手バックハンドストロークは、左右の握りを逆にして同じように打てばOKです。

仮に、フォアハンドストロークを片手打ちから始めても、この握りなら同じような感覚で両手バックハンドストロークが打てます。

右手がイースタングリップのままになりやすい

ただし、フォアバックともに両手打ちの場合、バックハンドストロークの右手がイースタングリップのままになりやすいです。

フォアハンドストロークだけの練習、バックハンドストロークだけの練習では、グリップを最初に指導すればいいので問題ありません。

問題なのは、正面でラケットを構えたところからスタートするときです。

右手を上、左手を下にして、両手ともイースタングリップで握ります。

  • 【両手フォアハンドストロークを打つとき】
    →左手をコンチネンタルグリップに握り変える
  • 【両手バックハンドストロークを打つとき】
    →両手の握る位置をひっくり返しながら右手をコンチネンタルグリップに握り変える

これは、かなりしんどい操作です。

ラリー中やゲーム中になればなおさらです。

フォアバックともに両手をイースタングリップのまま打ってしまうのもしょうがないのかもしれません。

打っている本人は、コンチネンタルグリップに握り変えるメリットをあまり感じられないはずです。

右手をコンチネンタルグリップにするなら、フォアハンドストロークを両手から片手に変更したときがチャンスです。

両手バックハンドストロークを打つとき、右手をグリップチェンジするだけでよくなりますので…

片手バックから両手バックに変更する場合

最後に、今は片手バックハンドだけど両手バックハンドに変更したい場合を考えてみます。

違和感が少なく変更できるのは、下記の握りです。

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】バックハンドイースタングリップ

片手バックハンドストロークでやってきたことが、多少生きてきます。

打点の位置が片手バックに近い

グリップの握りにもよりますが、片手バックの打点の位置は両手バックに比べるとだいぶ前になります。

両手バックハンドストロークの握りで、打点を前にとれる組み合わせは、上記で紹介した

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】バックハンドイースタングリップ

です。

身体が回転するところが片手バックとは違いますが、この握りなら同じ感覚でボールの後ろに入り込むことができます。

片手バックで打点を前にとれていなかった場合

ただ、片手バックハンドストロークで打点を前にとれていなかった場合は、今までの打ち方をリセットして

  • 【左手】イースタングリップ
  • 【右手】コンチネンタルグリップ

  • 【左手】コンチネンタル(もしくはフォアより)
  • 【右手】コンチネンタル(もしくはフォアより)

で1からスタートしたほうがいいかもしれません。

片手バックよりボールを引きつけて打てるこちらの握りのほうが、両手バックの利点は出てきます。

  • 打点を遅らせても打てる
  • カウンターショットが打ちやすい
  • 早いタイミングでも打てる
以上、両手バックハンドストロークのグリップの握り方についてでした。

片手のショットとは違い、グリップをわしづかみにしても打てるのが両手バックハンドストローク。

ただ、握りの違いで打点やスイングに違いが現れることも忘れないでください。

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