という方から、
と思っている方まで対応したネットのまとめページです。
- ネットの高さ:シングルススティックの立て方も解説
- ネットの張り方:クランクを時計回りで回転させて巻き上げる
- ネットイン:続けるべき?止めるべき?
- オーバーネットとタッチネット:わかりにくいルールを解説
- 練習用ネット:3種類の使用感
- ネットプレー:安定するコツ3選
ネットの高さ:シングルススティックの立て方も解説
両端のポストの高さは1.07m(1.17ヤード)で、中央部分はストラップ(センターベルト)を使って0.914m(1ヤード)の高さにします。
また、ダブルスコートのサイドライン外側から0.914m(1ヤード)離れたところに、ポストの中心が立つようにします。(この距離は、中央のネットの高さと同じです。)
1対1で戦うシングルスをするときは、シングルスコートのサイドライン外側から0.914m(1ヤード)離れたところに、ポストの中心が立つようにします。
ただ、日本ではダブルスコートのサイドライン外側にポストが立っているので、ポストの代わりにシングルススティックを立てて、高さを合わせます。
シングルススティックの長さは1.07m(1.17ヤード)ですが、0.914m(1ヤード)のところに目印があります。
0.914m(1ヤード)の目印を使うと、シングルススティックの立てる位置がわかり、ネットの高さを1.07m(1.17ヤード)に押し上げることができます。
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ネットの張り方:クランクを時計回りで回転させて巻き上げる
テニスコートのネットは1日使い終わると緩ませておき、次の日に使うとき元の高さまで巻き上げることが多いです。
ネットが緩んでいて、自分たちでネットの本来の高さまで巻き上げる機会があるかもしれません。
ネットの高さを上げるには、クランクという専用のハンドルを使います。
- クランクをポストに取り付ける
- クランクを時計回りに回転させると歯車がワイヤーを巻き上げる
- ストラップ(センターベルト)が本来の高さになるまでネットを張る
テニスコート使用後にネットを緩める必要があれば、クランクを反時計回りに回転させればOKです。
ストラップ(センターベルト)の付け方は、下の動画がわかりやすいです。
ネットイン:続けるべき?止めるべき?
ネットに当たったボールが相手コートに入った場合を、「ネットイン」と言います。(専門的なテニス用語だと「コードボール」と呼びます。)
ネットインしたボールは、状況によって対処が違います。
- 【サーブのネットイン】
- →レットになり打ち直し
- 【ラリー中のネットイン】
- →プレーを続行
サーブのネットイン
サーブのネットインとは、ボールがネットに触れて斜めのサービスコートに入ったときを指します。
この場合、打ったサーブはノーカウントになり、再度サーブを打ち直す(リプレイする)ことになります。
これを「レット」と呼びます。
- 【ファーストサーブをレット】
- →ファーストサーブを打ち直し
- 【セカンドサーブをレット】
- →セカンドサーブを打ち直し
「レット」が主に使われるのはサーブがネットインしたときですが、それだけではありません。
「レット」は、ポイントのリプレイ(やり直し)が必要なときにもコールされます。
ラリー中のネットイン
ラリー中に、相手のボールがネットインしてポイントを奪われたときは、ちょっとアンラッキーですよね。
相手も喜ばず、手のひらを上げて謝るはずです。
オーバーネットとタッチネット:わかりにくいルールを解説
ネット付近のルールでおさえておきたいのが、
と
です。
オーバーネット
「オーバーネット」とはノーバウンドのままネットを越えてボールを打つことで、失点になります。
JTAテニスルールブックを確認するとわかりますが、「オーバーネット」の正式な名称は「ファールショット」になります。
日本テニス協会で購入できます⬇︎ただし、自分のコートにワンバウンドしたボールが相手コートに戻ったときは、ネットを越えてボールを打っても失点になりません。
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⬆︎ ワンバウンドしたボールはネットを越えてもOK
タッチネット
「タッチネット」とは、身体・身につけている物(ウェアや帽子)・持ち物(ラケット)がネットに触れることをいい、失点になります。
JTAテニスルールブックを確認すると、「タッチネット」の正式な名称は「タッチ」だとわかります。
「タッチ」は、下記の場合にコールされます。
練習用ネット:3種類の使用感
テニスの練習用ネットというと、主に下記の3種類があります。
- 打つと跳ね返ってくるネット
- ボールを受け止めてくれるネット
- 小型の簡易ネット
打つと跳ね返ってくるネット
ネットに向かってボールを打つと、壁打ちのように跳ね返ってきます。
ただ、壁打ちとは違い、良くも悪くもボールのスピードが落ち、飛距離が短くなって返ってきます。
勤務していたアウトドアのテニススクールにありましたが、初心者が打点の位置を覚える基本練習に使っていました。
グランドストロークの基本練習以外では、下記の練習が可能です。
- ショートバウンドやハーフボレーといった特殊なタイミングの練習
- スライス
- サーブ
返ってくるボールは割と一定なので、壁打ちでできるいろいろなボールを返球する練習には向きません。
ボールを受け止めてくれるネット
野球やゴルフでもよく見るボールを受け止めてくれるタイプのネットです。
上の商品は割と小型で、我が家で使っています。
部屋に置いて、スポンジボールを受け止めるのに使っています。
ターゲットをつけて、自分で落としたボールもしくは送ってもらったボールを打つ練習ができます。(スマホで撮影するとさらに効果的。)
分解して収納もできるのですが、面倒なのでそのまま置きっぱなしにしています。
練習用ネットには、受け止めたボールをマシーンで球出ししてくれるタイプもあります。
ACアダプター(リニューアルしたFACAD-101。今まで販売していたFACAD-100と同様に使える。)⬇︎
かなり大型ですが、手出しのようにやさしいボールを連続で送ってくれるのはありがたいですね。
小型の簡易ネット
家族やお子さんと一緒にミニラリーの練習をしたい場合に活躍するのが、練習用ポータブルネット。
テニスコートでできなくても、2人の間にネットがあるだけでテニスの雰囲気がかなり出ます。
ネットが目印になり、2人の距離感がつかみやすくなります。
打ったボールの軌道を意識するのにいいアイテムです。
上の商品はバトミントン用ですが、テニスにも使えます。
高さを上げることができ、トップスピンの練習にもよさそうです。(わたしもPrinceの練習用ネットを持っていますが、高さを変える機能はなかったです…)
簡易ネットはたたんで小さくまとめられるので、しまうときにスペースをとりません。
ネットプレー:安定するコツ3選
球出しでうまく打てても、実戦でなかなか安定しないのがネットプレー。
ネットプレーが安定するには、下記の3つが有効です。
- 前に詰めながら打つ
- インパクトで顔を打点に残す
- 正面に来たボールを攻略する
前に詰めながら打つ
スマッシュは基本的に下がりながら打つことが多いですが、ボレーに関しては
ほうが簡単です。
理由は、下記のとおりです。
- ボールをネットにかけるリスクが減る
- ネットに近いほうが相手コートにコントロールしやすい
- 前に詰める勢いを利用できるため、コンパクトなスイングで済む
インパクトで顔を打点に残す
ネットプレーの精度を上げるには、
意識が不可欠です。
ボレーやスマッシュを打っている最中に顔が回ると、スイングや打点がずれてしまうからです。
顔を打点に残して打てれば、身体の開きを抑えてくれ、肩を大きく使ってラケットが振れます。
正面に来たボールを攻略する
それもそのはず、ネットプレーの球出しでは正面に来たボールを打つ練習はほとんどやりません。
ラリーなど生きたボールを打つ中で、正面に来たボールの返球を磨いていくことになります。
身体が動かせないほど速いボールが来たときは、ラケット面を作ってブロックするしかありません。
でも、少しでも余裕があるならば、
ようにして打つといいでしょう。
ふわっとしたボールが来た場合は、サイドステップで回り込みながら打つようにします。
1歩動くのが精一杯なら、足を横に引いて身体をボールのラインから外すといいでしょう。