【テニスを子供の習い事に考えている方へ】よくあるご質問にお答えします

基礎知識
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わが子に何か習い事をさせたい。テニススクールに通う場合、どんな感じになるのだろう?ジュニアのテニススクールについて教えてほしい。
そんな疑問にお答えします。
【本記事の内容】
  1. 【テニスを子供の習い事に考えている方へ】よくあるご質問にお答えします
  2. ジュニアのテニススクールとクラスの選び方
わたしは過去、10年間テニススクールに勤務していました。

コーチ・フロント・ストリンガー・事務など、多方面からスクールに通う生徒さんを見てきました。

テニスをお子さんの習い事に考えている方からよくいただくご質問やお問い合わせに、元スタッフのわたしがお答えします。

テニススクールに直接お問い合わせいただいても聞けますが、テンプレート的な答えが返ってくる場合もあります。

いろいろなテニススクールを見てきたうえでの回答なので、参考にしていただければと思います。

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【テニスを子供の習い事に考えている方へ】よくあるご質問にお答えします

【テニスを子供の習い事に考えている方へ】よくあるご質問にお答えします

子供の習い事には、学習・芸術・スポーツなどさまざまです。

そして今、スポーツの習い事としてテニスを考えているのだと思います。

テニスは、サッカーや野球とは違い1人もしくはペアで戦うスポーツなので、気楽に始められます。

友達に誘われて入会するお子さんも多いです。

大きなテニススクールではクラス分けをしており、お子さんのレベルに合った練習ができます。

テニス楽しい!

と言ってくれる生徒さんは多く、

習い事の中で1番テニスが好き!

と教えてくれることもしばしばあります。

わたしもいろいろ習い事をやりましたが、嫌々やっていたものが多かったのでうらやましいかぎりです。

前置きが長くなってしまいましたが、テニススクールでよく聞かれるご質問やお問い合わせは下記のとおりです。

  • テニスは何歳から始められる?
  • いつからテニスを始めるのがいい?
  • どんな練習をやるの?
  • ついていけるか心配なんですが…
  • いつ進級できるの?
  • 親は何をしたらいいの?
  • 何を揃えたらいい?
  • かかる費用は?
  • ラケットやテニスシューズはどのタイミングで買い替えるの?
  • お休みする場合どうしたらいい?
  • やめたくなったらどうしたらいい?

テニスは何歳から始められる?

テニスは何歳から始められる?

4歳くらいから始められるテニススクールが多いです。

言葉の発達が進み、コーチの言っていることをある程度理解できる年齢ですね。

小さいお子さんの場合、運動能力ではなく練習するときのルールを理解できる能力が求められます。

いつからテニスを始めるのがいい?

いつからテニスを始めるのがいい?

テニスの上達には時間がかかり、たくさんの経験値を必要とします。

本気でテニスをするなら、早くからラケットやボールに触れていたほうが当然有利です。

ただ、他のスポーツをしてきた場合、遅くからテニスを始めてもその経験が優位に働く場合もあります。

例えば、野球をしていた場合、テニスのサーブやスマッシュなどオーバーヘッド系のショットで大きなアドバンテージとなります。

わたしが勤務していたテニススクールでは、小学3年生ぐらいから始めるお子さんが特に多かったです。

習い事としてテニスを考えているのであれば、いくつであれ遅すぎるということはありません。

テニスはいつからでも始められ、生涯楽しめるスポーツです。

テニススクールの体験レッスンを受けてみて、お子さんが「テニスをしたい」とおっしゃったら、年齢に関係なくぜひチャレンジしてみてください。

どんな練習をやるの?

テニススクールでは、どんな練習をやるの?

ジュニアの練習は、大きく分けると下記の5種類です。

  • ウォーミングアップ
  • コーディネーションドリル
  • 基本ショット
  • ラリー
  • ゲーム

上記練習の時間配分や使用するボールは、スクールのジュニア育成の方針によって変わってきます。

「PLAY&STAY(プレイアンドステイ)」を採用していれば、年齢やレベルによって使用するボールが違い、ラリーとゲーム中心になります。

人によっては、教えないで遊んでいるように見えるかもしれません…

逆に、「PLAY&STAY」をまったく取り入れていなければ、大人と同じテニスボールを使い、基本ショットの習得をメインにレッスンを進めます。

両者の中間くらいであれば、それぞれの練習をバランスよく行い、臨機応変にボールを使い分けてレッスンを進めます。

気になる方は、入会前に確認しておくといいかもしれません。

それでは、上記の5種類の練習について簡単に解説します。

ウォーミングアップ

レッスンでは、最初にウォーミングアップを3〜5分行います。

ダッシュ・サイドステップ・クロスステップ・スキップなどのフットワークやラダー(はしご状のマスが連なったもの)を行います。

テニスで使うフットワークに慣れたり、スポーツに必要な敏捷性(びんしょうせい)を養えます。

レッスンの最後にも、トレーニングとして行う場合があります。

コーディネーションドリル

コーディネーションドリルは、状況に合わせて身体の動きや力の加減を調整する能力を磨きます。

要は、運動神経を伸ばすドリルです。

上記で解説したウォーミングアップの練習も、コーディネーションドリルの1部といえます。

テニスのコーディネーションドリルというと、ボールやラケットに慣れる練習になります。

テニスボールをキャッチしたり投げたりして、ボールの動きやオーバーヘッド動作に慣れさせます。

また、ラケットを使ってさまざまなボールつきにチャレンジします。(ラケッティングといいます。)

ラケッティングを続けていくと力の加減ができるようになり、やわらかいタッチ感覚が身につきます。

コーディネーションドリルは、各ショットの練習に入る前やローテーション練習の1角に入れたりします。(ローテーション練習は時間で場所が変わり、いろいろなドリルを行います。)

基本ショット

ジュニアのテニススクールで練習する基本ショットは、下記の6つです。

  • フォアハンドストローク
  • バックハンドストローク
  • フォアハンドボレー
  • バックハンドボレー
  • スマッシュ
  • サーブ

上記の基本ショットは、身につけるのに時間がかかります。

毎週のレッスンで、少しずつ練習していくことになります。(すべてのショットを毎週練習するわけではありません。)

レベルが上がっていくと、スライスやジャンピングスマッシュなどの応用ショットも練習することになります。

ラリー

1つのボールを打ち合うラリー練習も行います。

ラリーがなかなかつながらないレベルの場合は、省いてゲーム練習に進みます。

生徒さんはグランドストロークかボレーでつなぎますが、グランドストロークを練習することが多いです。

コーチがラリーの相手をする場合が多く、状況に応じてグランドストロークかボレーでつなぎます。

小学校の高学年である程度打てるなら、生徒同士でラリー練習もします。

ゲーム

レッスンの最後は、大概ゲーム練習です。

その日の練習テーマや人数・時間を考慮したルールで行います。

チャレンジャー側とチャンピオン側に分かれる場合が多く、お子さんたちも盛り上がります。

少しずつ、テニスのルールやスコアのカウント方法を学んだりもします。

インドアとアウトドアでも、レッスン内容が違います。インドアのほうがクラスの定員が多く、コートを仕切りカーテンで分けて練習する場合が多いです。

ついていけるか心配なんですが…

ついていけるか心配なんですが…

運動に自信がないお子さんのお母さまお父さまから、体験の際にご相談いただくことがあります。

運動が苦手な子が、テニスで苦労するのはボールをラケットで打つタイミングです。

スイングのスタートとフィニッシュの位置を覚えてもなかなかボールが当たらないお子さんの場合、ボールが地面にバウンドするタイミングやラケットでとらえるタイミングを、コーチが声で誘導しながら打つ練習をします。

まったく当たらなかったお子さんでも、リズムに合わせてラケットを振れるようになると当たるようになります。

また、テニススクールでは初心者でもスムーズに始められるようにクラス分けやレッスンの内容を工夫しています。

大きなテニススクールならレベルを分けているので、初心者向けのクラスで簡単な練習からスタートします。

簡単な練習が最初うまくできなくても、焦る必要はありません。

毎週レッスンで反復していくうちに、コツをつかんでできるようになります。

クラス分けしていない小さなテニススクールでは、レベルにかかわらず大切なコーディネーションドリル(自分の身体を思い通りに動かせるようにします)や各ショットの基本をメインに練習します。

初心者が一緒に入っても大丈夫な体制を整えているはずです。

いつ進級できるの?

いつ進級できるの?

大きなテニススクールやジュニアに力を入れているスクールだと、レベルでクラスを分けています。

進級することが、お子さんがテニスを続けるモチベーションの1つになります。

進級基準はスクールによって違ってきますので、担当コーチや受付に確認が必要です。

ただ、コーチは生徒さんが上のクラスでついていけるかを見て進級を出します。

大人のクラスを含めて進級した際についていけずにやめてしまう生徒さんが一定数いるからです。

なので、上のクラスのレッスンを見て、ついていけそうか確かめると、進級するタイミングが少し見えてくるかもしれません。

なかなか進級できない…

進級するタイミングは、お子さんの上達具合で違ってきます。

早く進級できる(例えば3ヶ月)お子さんもいれば、時間がかかる(1年以上)お子さんもいます。

もし、なかなか進級できないのであれば、担当コーチに下記のように聞いてみてください。

「何が上達すれば進級できますか?」

上記のように聞くことで、コーチに進級したいという気持ちを知らせることができ、何を磨けば進級できるのかを明確にできます。

すぐに進級できなくても、進級を早める効果はあるはずです。

親は何をしたらいいの?

テニスの習い事をさせる場合、親は何をしたらいいの?

小さなお子さんだったり、遠方から通う場合は送り迎えが必要です。

また、曜日変更や進級などクラスを変更するときは、テニススクールの受付で手続きが必要です。(特に、レッスン料が違うクラスに変更するとき。)

習い事の1つとして、テニススクールに週1回通うならこのくらいで済みます。

しかし、お子さんがテニスに本気で取り組むようになった場合、ご両親の負担は変わってきます。

例えば、週1回では物足りないお子さんは、週2回以上通っています。

そうなると、お子さんの送り迎えが大変になります。

また、試合に出るようになると、試合を探したり、申し込んだり、付き添ったりとご両親のやることは一気に増えます。

何を揃えたらいい?

テニススクールに通う場合、何を揃えたらいいの?

テニスの習い事で必要になるのは、下記のとおりです。

  • テニスラケット
  • テニスシューズ
  • ソックス
  • 運動できる服装

アウトドアのテニススクールに通う場合は、日差し対策のキャップもあるといいですね。

レッスン時には、スポーツドリンクと汗を拭くタオルを持っていきます。

テニスラケット

ジュニアの生徒さんが使うテニスラケットには、下記の長さがあります。(1inch=2.54cm)

1番短い19inch(インチ)は4歳までのお子さんが対象で、1番長い27inchは大人と同じ長さです。

それぞれの長さに対象年齢が記載されていますが、お子さんの身長・技術体力・レッスン環境によって適正な長さは若干変わってきます。

ラケットを振れるかどうかというお子さんの条件と、レッスンで使っているテニスボールの種類や使用するコートの広さを考慮して選ぶ必要があります。(テニスボールの種類によって推奨するコートの広さがありますが、レッスンでは必ずしもその広さを採用しているとはかぎりません。)

入会後に無料でラケットをレンタルできる期間があるなら、レッスンで適正な長さを見つけてから購入するのがいいでしょう。

担当コーチにも、どの長さがいいか聞いておきましょう。

テニスシューズ

18〜22cmまでの大きさなら、マジックテープのテニスシューズがあります。

スクールで使用率が高かったのは、プリンスとヨネックスです。

プリンスのジュニア用テニスシューズは0.5cmサイズアップできる中敷が入っているので、足が少し大きくなっても使えます。

プリンスとヨネックスのジュニア用テニスシューズは1.0cm刻みなので、この0.5cmサイズアップできる中敷はありがたいです。

プリンスにはオールコート用とハード&カーペット用がありますが、カーペットコートのスクールでもブルーかピンクが選べるオールコート用が人気でした。

ヨネックスのジュニア用テニスシューズはオールコート用(AC)・クレー・砂入り人工芝コート用(GC)・カーペットコート用(CC)の3種類があり、コートに適したシューズを選べます。

「AC」は「all court」、「GC」は「grass sand & clay」、「CC」は「carpet court」の略です。シューズ名の最後に記載されていることがあり、知っていればどのコート用か判別するときに役立ちます。(「GC」ではなく「OC」(omni & clay)で区別しているメーカーもあります。)

テニススクールがハードコートかカーペットコートならサイズアップできるプリンス、砂入り人工芝(オムニ)コートかクレーコートならヨネックスの専用シューズをおすすめします。

ただし、同じサイズでもメーカーによって合う合わないがありますのでご注意ください。(Amazonのプライム会員なら、「Prime try before you buy」で試し履きもしくは履き比べをしてから購入できるシューズがあります。)

インドアテニススクールの場合、レンタルシューズのサービスがある場合が多いです。(有料の場合でも、入会時は一定期間無料だと思います。)

レンタルシューズで試して、合えば同じメーカーのものを購入すると安全です。

また、安く購入したい方は、ネットショップで型落ちのシューズを狙うといいでしょう。(機能は新作と大差ないです。)

アウトドアテニススクールの場合、普段使っているシューズでも大丈夫と言われるかもしれません。

ですが、砂入り人工芝(オムニ)コートかクレーコートでは滑って転びやすいので、専用のテニスシューズを購入したほうがいいでしょう。

足のサイズが22.5cm以上なら、アシックスのジュニア用テニスシューズをおすすめします。主にオールコート用とオムニ・クレーコート用があるので、購入する際は間違えないように気をつけてください。

ソックス

テニス用のソックスもありますが、最初は普段使っている靴下で問題ありません。

テニスは走った後に止まる動作が多いので、薄い靴下より少し厚手のものが安心です。

運動できる服装

運動できる服装であれば、テニスウェアにこだわる必要はありません。

別途購入するなら、ユニクロでいいかと思います。

動きにくいジーンズなどはやめましょう。

試合に出れるレベルになってからテニスウェアを購入すればOKです。

かかる費用は?

テニスを習い事にする場合、かかる費用はどれくらい?

テニススクールに通うと、初めに入会金と入会手数料がかかり、毎月月会費が引き落としされます。(何かしらの入会キャンペーンをしていれば、入会金や初月の月会費の割引があるかと思います。)

ジュニアが週1回通う場合の月会費は、未就学児のクラスであれば6,000〜8,000円の間、小学校のクラスは高くても10,000円前後といったところでしょうか。

月会費は、レッスン時間や施設によって変わってきます。

レッスン時間が60分なのか90分なのか。(50分や80分のところもあります。)

当然、レッスン時間が長いほうが月会費は上がります。

そして、レッスンを行うコートはアウトドアなのかインドアなのか。

インドアなら雨でも中止にならず、冷暖房を完備しているところが多いです。

その分、施設利用料が上乗せされ、アウトドアより月会費が高くなります。

その他、細かく挙げると下記のようなものもあります。

  • 交通費
  • 飲みもの代
  • グリップテープ
  • ストリング張替
  • ラケットやテニスシューズ

グリップテープはラケットの握る部分に薄く巻くものですが、使用していると滑るようになってきます。

あまり気にされないお子さんが多く、頻度としては半年に1回くらい巻き替える感じでしょうか。(1年くらい巻き替えないお子さんもいます。推奨は3ヶ月に1回くらい。)

グリップテープは安価(1枚300円前後)で、コーチに言えば巻き替えてくれます。

たまに、ラケットのグリップ部分を確認してみてください。

レッスンで大人と同じ黄色のテニスボールを使用している場合、ラケットのストリングを定期的に張り替える必要があります。(張り替えないとボールが飛ばなくなり、無理な打ち方をして肘を痛めます。)

ストリングの張り替えは3ヶ月に1回を推奨していますが、半年に1回くらいの生徒さんが多く感じます。

ストリングの張替にはストリング代と張替代がかかりますので、選んだストリング次第で料金が変わります。

ストリングが切れることのないジュニアの場合、ゴーセンのミクロスーパー16L(1.25mm)のような安価なもので大丈夫です。(ネットで購入すると、ストリングの持ち込み料がかかるので要注意です!)

ラケットやテニスシューズも、お子さんの上達や成長に合わせて買い替える必要があります。

もし、テニスを本気でしたくなった場合、練習時間や頻度を増やせるジュニア育成のコースなどがあります。ただし、高額な入会金や月会費がかかります。それに合わせて、試合に出たり、ストリングが頻繁に切れたりすると、毎月かかる費用は尋常ではありません。

ラケットやテニスシューズはどのタイミングで買い替えるの?

ラケットやテニスシューズはどのタイミングで買い替えるの?

ラケットの買い替えるタイミングは、コーチが教えてくれることが多いです。

進級して、ボールが変わったり、使用するコートが広くなると、ボールが飛ばず力んでしまうことがあります。

お子さんが一生懸命打っているのにボールが飛んでないと感じたら、ラケットの買い替えどきです。

長いラケットに買い替えると、ラケットの重みで楽にボールが飛んでいきます。

ボールをとらえるタイミングは難しくなりますが、すぐに慣れます。

スクールに試打ラケットがあれば、1度レッスンで試してから買い替えるといいでしょう。

その他、下記も頭の片隅に入れておくといいでしょう。

  • ジュニアラケットには素材がグラファイトの1万円近いものもあるが、通常のボール(黄色)でなければ素材がアルミの安価なラケットでもOK。
  • 27inchのラケットは重さがいろいろ。お子さんに合った重さを選ぶ。

テニスシューズに関しては、ソールの溝がなくなってきたら買い替えるタイミングです。

特に、砂入り人工芝(オムニ)コートやクレーコートでは、砂で地面をつかめず滑るようになるので気をつけましょう。

また、テニスシューズが小さくなると、走ってから止まるときに足の指が痛くなります。

普段履いている靴と同じように、小さくなっていないか定期的に確認しましょう。

お休みする場合どうしたらいい?

レッスンをお休みする場合どうしたらいい?

大概のテニススクールには、振替制度があります。

欠席した分は、期限内に他のクラスに振り替えて消化します。

ただし、振り替えしたいクラスが満席だと振り替えできません。

アウトドアの場合、雨などの悪天候でレッスンが中止になったときも振り替えることになります。(振り替えしたクラスも雨で中止になったりします…)

習い事をいくつかしている場合、毎週確実にレッスンができるインドアのほうがいいかもしれません。

長くお休みする場合、そのスクールに休会制度があればいいですが、一度退会して再入会の手続きが必要なところが多いかと思います。

やめたくなったらどうしたらいい?

テニススクールをやめたくなったらどうしたらいい?

テニススクールをやめるときは、フロントで退会手続きをします。

月会費の引き落としの関係で、退会手続きには締切があるので気をつけましょう。

また、毎月やめられるスクールもあれば、2ヶ月もしくは3ヶ月のターム(期間)の終わりでしかやめられないスクールもあります。

受験や他の習い事との関係などでやめることが決まっている場合、退会できる月を確認し、早めに手続きを済ませたほうがいいです。

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ジュニアのテニススクールの選び方

ジュニアのテニススクールの選び方

テニススクールは、自宅に1番近いところでいいでしょう?

確かに、テニススクールへ通うなら近いほうがいろいろ便利です。

お子さんの負担が少なく、送り迎えする場合も楽です。

ただ、実際に通ってみると、いろいろ不便に感じる場合もあります。

テニススクールを選ぶとき、知っておきたいことをまとめておきます。

【インドアとアウトドア】どちらを選ぶべき?

インドアとアウトドア、結局どちらを選べばいいの?

それぞれの長所を簡単にまとめておきます。

  • 【インドア】
    →天候に関係なく毎週テニスができる
    →風や日差しの影響がないので打ちやすい
  • 【アウトドア】
    →インドアに比べて月会費が安い
    →試合と同じ環境で練習ができる

インドアは、冷暖房も完備しているところが多く、大人子どもに関係なく初心者が続けやすい環境が整っています。

習い事を複数しているなら、予定どおりにテニスができるインドアがおすすめです。

アウトドアに通って振替が消化できず、結果的にテニスをやめてしまった生徒さんを何人も見てきました。(運が悪いと、毎週のごとく雨で中止になる月もあります…)

本気でテニスがしたい、試合に勝ちたいと思うようになってから、アウトドアに移転すればOKです。

習い事はテニスだけで、どの曜日にも振替できるなら、アウトドアのほうが安くてすみます。

月会費が安い分、週2受講もしやすいかと思います。

ただし、スクール側に振替できるクラスがいくつ開講しているか、空きがあるのか確認したほうがいいです。

近くのテニススクールに決める前に、それぞれの長所を知っておくといいでしょう。

よくわからないなら体験レッスンを活用しよう【入会しなくてOK】

どのテニススクールを選んだらいいかわからない…

テニススクールのホームページやパンフレットを見てもよくわからない場合、体験レッスンを活用してみてください。

無料もしくは1,000円くらいで、お得にレッスンを受けられます。

体験したレッスンのコーチがよかったり、施設の雰囲気がよかったりと、新たな発見があるかもしれません。

お子さんが体験レッスンを受けて「テニスやりたい!」と言っても、気になることがあればすぐに入会しなくても大丈夫です。(仮予約できるなら、籍だけ確保しておけば入会するとき安心です。)

たくさんの方が体験し、入会しない方もかなりいます。

ご自宅でよく検討してから決めればOKです。

ただし、お子さんの気持ちが冷めないうちに決めるのがいいと思います。

どんなクラスを選べばいい?

テニススクールはどんなクラスを選べばいい?

通える曜日や時間が限られているなら選択の余地はないですが、曜日や時間が選べる場合どんなクラスを選べばいいか考えてみます。

フロントでよく聞かれる3つのこと

フロントでご両親の方からよく聞かれるのは下記の3つです。

  • 男女比
  • 人数が少ないクラス
  • どんなコーチか

お子さんが気にされるのは、男女比です。

男の子なら男の子がいるクラス、女の子なら女の子がいるクラスを望みます。

テニススクールは、テニスをするだけではなく友達と一緒にいられる場にもなりえます。

クラスによって男女比はかなり違うので、クラスを選ぶとき聞かれることが多いです。(同じ学年の子がいるかどうかも聞かれます。)

ご両親は、人数が少ないクラスを望む場合が多いです。

人数が少なければ、ボールが打てる回数が多くなり、コーチに見てもらえる時間も長くなるからです。

平日に通える場合、人数の少ないクラスを狙って入会するお子さんは多いです。

お子さんとコーチとの相性を気にされるご両親の方もいらっしゃいます。

お子さんに合わせて、年齢が近いコーチのほうがいい、同性のコーチがいい、やさしいコーチがいい、厳しいコーチがいいなど、ご要望はさまざまでした。

テニススクールなのだから、きちんとテニスを教えてくれるコーチがいいとおっしゃる方もいました。

ジュニアのレッスンに求められるもの

わたしも子を持つ親なので、もしわが子をテニススクールに通わせるなら、上記3つは少なからず気にすると思います。

その中でも、どんなコーチが教えるのかはどうしても気になってしまいます。

わたしなら、下記のどちらかのコーチにわが子をお願いしたいと思います。(両方備えていればさらにいいですが…)

  • ジュニアの接し方がうまい
  • 引き出しをいくつも持っている

両方に共通しているのは、「お子さんたちをコントロールできる」ということです。

わたしが働いていたテニススクールには、ジュニアの接し方がうまく、見習いたいと思うコーチがいました。

テニスのプレーで惹きつけるだけでなく、大人のレッスンのような長い説明は使わず、ジュニアにシンプルかつわかりやすくテニスを伝えていました。

また、本人が子どものような心の持ち主だったので、ジュニアとの距離があまりなく、人気もありました。

ジュニアのグループレッスンは、テニスを教えることも大事ですが、お子さんをうまくコントロールすることも必要です。

そう考えると、「長い時間お子さんたちと一緒にいる学校の先生はすごいなあ」といつも思います。

お子さんが通うテニススクールにも、ジュニアの接し方が上手なコーチはきっといます。

引き出しをいくつも持っているコーチも魅力的です。

テニスの上達には基本の反復練習が必要ですが、同じ練習メニューを毎週繰り返してしまうとお子さんは飽きてしまいます。

緊張感がなくなり、ふざけてしまう子が出てくるのです。

同じ練習を繰り返すとき、いくつもの引き出しを持っていると、適度な緊張感が保てお子さんも集中します。

基本練習をアレンジできる引き出しがいくつもあると、お子さんたちをコントロールしやすくなり、無駄に怒る必要はなくなります。

引き出しの多いコーチは、やはりコーチ歴の長いベテランに多いです。
かなり長くなりましたが、元テニスコーチだったわたしがテニスを習い事に考えている方に知ってほしいことをまとめました。

テニスを習いたいお子さんとご両親の方の一助になれば幸いです。

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