- テニスが健康に良い3つの理由【心と身体が軽くなる】
- 【やりすぎ注意】テニスの健康に悪い面【ベテランプレーヤーから学べ】
テニスが健康に良い3つの理由【心と身体が軽くなる】
結論としては、日常生活にうまくテニスを取り入れれば健康に良い影響を与えます。
ある調査では、「日常生活にテニスを取り入れると、平均余命を10年近く延ばす可能性がある」と言っています。
運動が身体に良いのはなんとなくわかっていると思いますが、他のスポーツよりテニスのほうが寿命が伸びるのは驚きですね。
テニスを長年やってきたわたし自身も、以下の3つのことからテニスは健康にいいと実感しています。
- 全身を使ってボールを打つ
- 心肺機能を鍛えられる
- 精神面が安定する
全身を使ってボールを打つ
テニスは、上半身と下半身のどちらを多く使うと思いますか?
テニスは腕を振るだけではなく、骨盤を回したり、足を踏み込みながら打つこともあります。
基本的には、下から上への運動連鎖を使って打ちます。
つまり、全身を使ってボールを打つことになります。
ボールを追いかけたり、適切なポジションに戻ったりもするから、実は下半身のほうが疲労感が大きかったりします。
テニスをすれば、上から下まで身体を使う訓練をしているようなものです。
心肺機能を鍛えられる
テニスは心肺機能を鍛えられるので、自然とスタミナがつきます。
テニスでは、ポイントが途切れるまでボールを追いかけて打ったり、適切なポジションに戻ったりと動き続けます。
強度によっては、無酸素運動になるくらいです。
ポイント間には短い休憩があるものの、テニスのゲームをするとこの「動く→休む」のサイクルを長い時間繰り返すことになります。
テニスは、かなりハードなんです。
でも、楽しいから苦にならない場合が多いですね。
精神面が安定する
テニスをすると、精神面がかなり安定します。
実はこれが1番大きいと、わたしは思っています。
わたしはテニススクールで働いていましたが、多くの生徒さんを見てそう感じました。
- ボールを打ち合うことで仕事や家庭などのストレスを発散
- テニス仲間ができて楽しそう
クラスの生徒さんが仲良くなると、スクールが1週間に1回みんなで会う場所に変わります。
テニススクールに通うのは、うまくなるだけが目的じゃないと感じました。
最初は、テニスがうまくなりたい、もしくは健康を考えて運動をしたいと入会するのですが、思っても見なかった時間や場所になることもあります。
わたし自身も、テニスが精神安定剤になっています。
テニスを長い期間やれなくなった時期があり、そのとき精神が徐々に病んでいく自分に気づきました。
今までテニスに救われていたんだと知りました。
【やりすぎ注意】テニスの健康に悪い面【ベテランプレーヤーから学べ】
健康に悪い面はあります。
テニスを長くやっている人を見るとわかるかもしれません。
ベテランの先輩コーチはサポーターだらけで身体がボロボロでした。
そして、コーチ業を続けるために、身体のメンテナンスにめちゃくちゃ気を使っていました。
わたしも、歳をとりその状態になりました…
日が沈むまでテニスをやっているクラブの会員さんにも当てはまると思います。
テニスの健康に悪い面をもう少し詳しく紹介しますね。
下記の3つは知っておいたほうがいいです。
- 特定の関節や筋肉を酷使する
- 紫外線を長時間浴びてしまう
- 大怪我につながることも
特定の関節や筋肉を酷使する
テニスの頻度が上がれば上がるほど、
ことになります。
全身運動とはいえ、身体全体をバランスよく使って打つのは難しいです。
やはり、特定の関節や筋肉に負荷が集中しやすいです。
多いのは、肘・肩・膝付近ですね。
長時間テニスし続けた人たちを見ればわかりますが、肘や膝にサポーターをつけている人が多いはず。
また、若いころは平気だった人も、歳をとると同じ強度に耐えられなくなりますよ。(わたし自身が実感しています…)
紫外線を長時間浴びてしまう
インドアでのテニスを勧めるわけじゃないですが、アウトドアでテニスをしている人は要注意です。
外でテニスをしていると、紫外線を長時間浴びてしまいます。
アウトドアテニススクールのコーチを見ればわかりますが、肌が真っ黒です。
皮膚や目などへの被害は深刻で、紫外線対策は必須です。
日焼け止めクリームはもちろん、頭皮を守るキャップを着用し、皮膚を守るグッズがいろいろありますので利用しましょう。
また、紫外線をカットするサングラスも検討しましょう。
視界を妨げないスポーツ用のものを選ぶといいですね。
長時間テニスをしていなくても積み重なっていきますので、健康でいたいなら紫外線対策は必ずやっておきましょう。
大怪我につながることも
テニスをする頻度が多くなくても、大怪我につながることもあります。
おどしたくはありませんが、テニススクールで大きな事故をいろいろ見てきました。
ちょっとしたことで、長期間テニスができなくなる、もしくは日常生活に支障を起こす場合もあります。
ここでは具体的に書けないですが、少しでも回避できるように以下のことを気にするといいです。
- 万全の状態で臨む
- 無理をしない
- 視界を広く持つ
万全の状態というのは、しっかり睡眠と食事をとって、まめな水分補給をしておくことです。
テニス中は、スポーツドリンクを飲んで汗で失ったミネラルなどを補給します。
テニスの前には、ストレッチ・フットワーク・素振りなどで動ける準備をしておきましょう。(テニス前は動的ストレッチが主流です。フットワークはサイドステップやスキップなど。)
身体が止まっていた状態から突然動き出すのは危険です。
そして、難しいけれど無理をしない。
自分がどこまでやれるかを知っておくといいかもしれません。
1度ケガをした人は、比較的気をつけていますね。
無理をしているかわからない人は要注意です。
ボールに集中しすぎて、視界が狭まっている人も気をつけてください。
周りに人がいたり、物があっても気づけず、衝突してしまいます。
周りをチラチラよそ見するくらいがちょうどいいかもしれません。(でも、ボールに当たらないように気をつけて。)
あなたがテニスを始めるときの参考になれば幸いです。